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第四話 魔法、適正鑑定 [修正版]

昨日はひどい目にあった

さてさて今日で4日目だ、この国の歴史とか知りたいな、

この城、図書室的なものが無いのかと部屋の掃除に来ていたメイドに聞いたが、返ってきた言葉が

あなた様は異世界からきた方とはいえ獣人いわば亜人種です行動は制限させていただきます

だって、どんだけ差別されてんのよ、てか国の内情とか全く分かってなかった

差別対象とは…イータもそれで不機嫌だったのか、悲しいな、

庭の散歩は許されたのでイータが見張り役で許可がおりた、

城内の庭はかなりデカイ大きなひし形で真ん中には女神をかたどった石像があり、あり……んん?

あれよく見るとシルフィに似ている強いて言えば胸がもうちょっと寂しい感じだったと思ったけどまぁいいか

その石像の下は噴水になっていてそこから4つに通路が伸び今いる場所は石像の真裏で城内に続いている

正面は花のアーチがあり結構綺麗だ

右側をまっすぐ行くと畑があり

奥には庭師の小屋らしきものがある

今の僕の姿で花のアーチのしたでクルクル回ったらかなり絵になりそうかな、

なんて思いながら庭を散策していたら畑に庭師がいたので挨拶した、が

笑顔で返事してくれたもののあまりいい顔ではない気がした、亜人種嫌われすぎ、この国だけであってほしいこの差別………


しばらくふらふらしていたらイータが

「そろそろ雨が降りそうですね残念ですがお部屋に戻りましょうか」

と一言、??雨降る様子ないけど…………

湿気?の臭いだ土っぽいにおい

なるほど降るかもだけど確信持っていっているのは経験からだろうか?


結局少ししか外にいなかった気がする、僕完全に一週間無駄にすごそうとしてないか?ん~明日ガンバろ!(これダメなやつだ)

しばらくしたら雨が降ってきた、なんとなく冷たい雨だ、この世界には季節はあるのだろうか?季節があるのなら

同じ場所でも季節ごとに景色を楽しめるので少し気になるところだ

そんなことを考えながら窓の外を見ていた。

眠くなってきたな………


外は、冷たい雨が降っている


:::


 っあ、いつの間にか寝てたらしい、肩には毛布がかけてあったイータだろう、優しいな、もうすっかり外は暗くなってる、部屋の中は明るい、魔法技術だそうだ、魔法すごいな、魔法道具の発明家がいるらしくその人が考えたとか、

こうしてまた一日が終わっていくのかな?他の三人はどうしてるだろ、僕はもうダラダラ過ごしまくってる、ある意味幸福者だな僕は…

もう一眠り、半分ネコだしねw


:::


 朝、いきなり部屋に使用人らしきひとが入ってきた、なんでもあの召喚師が呼んでいるらしい、僕は結局朝まで窓際のソファーで寝ていた体がちょっと痛い、

てか、

いきなり部屋に入ってくるなよ一応レディだぞ、不本意だけど……

「おいそこの亜人こい!」

使用人の後ろでイータがこのクソっといった顔をしている

イータには信頼されているのかな

一体どこにつれていかれるんだ?

 

 だだっ広い部屋につれていかれた、

神殿みたいな部屋で壁も床も真っ白だ、かなりまぶしい、

あとから、最初に会った3人が入ってきた、めっちゃ丁寧に扱われている、僕とは雲泥の差だな

「これから、適正鑑定を行う」

「この魔方陣の上に立っていただき

鑑定を行います、その人の適正をこちらの紙に転写し確認するといった流れです。」

適正鑑定か僕も呼ばれたってことはそれなりの扱いはしてくれているのか

態度はひどいが、

 

「では、武人(たけと)さまから」

あの男武人って名前だったのか

魔方陣の上にたつと陣が光、召喚師の手元においてある紙に文字が書かれていく

「出ましたぞ!ささ、こちらへ」


 武人:勇者


ただそれだけ書いてあったらしい

演出派手なのに伝えることはシンプルだなぁ

「流石!異界からきたお方」

「勇者が出ましたぞみな喜べ!」

回りには貴族や騎士たちが見物に来ていてどよめいている、

「では、次、比奈(ひな)さまどうぞ」

おとなしそうな女性は比奈って言うのか

 また、紙に転写された、


 比奈:聖職者、魔導師


回復系かな?後衛タイプだろうか?

「次、優菜(ゆうな)さま」

最後に呼ばれた女性は、人に対してきつそうタイプだ


 優菜:テイマー、踊り子、モンク


彼女だけハチャメチャじゃないか?

「モンク?殴るのいいわね」

等と供述している

「最後だ、お前、陣の上に立て」

見物人が帰っていく、僕には興味ないと、そうですか、

今さらだが、紙がある位置と陣があるところが距離ありすぎじゃない?

 とてとて歩くのだが、見た目が愛らしいせいか勇者一行がホッコリしている、これは完全い余談だが、もうちょっと身長とかっこよさが欲しかった、動作一つ一つがどうしても愛らしくなってしまう

陣の上に立った、陣が光る

眩しい、思わず目をつぶる

光が収まり、召喚師を見ると、すごい剣幕でこちらを見ている、

「あぁ!!!!恐ろしい!!!何て者を召喚してしまったんだ。」

「即刻城から出ていけ!!!」

「えぇ!!そんな!!いきなり!!」

何でだ!?

「こんな恐ろしい結果があってたまるか」

「おわぁぁいきなり腕つかむな!」

「僕の適正なんだったんだよ!」


ヒョイッと門の外に放り出された

あまりにも突然だったので放心状態だ。

え………これからどうしよう…………

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