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第一話 巻き込まれ [修正版]

ふぅ今日も疲れた……

上司の押し付けで仕事が回ってきて退社タイムだって言うのに

ほれ、まだまだあるぞ頑張れっと言わんばかりに仕事が増え結局

終電時間を過ぎ途方に暮れている、因みに今日はクリスマスだ、もちろんボッチだ

彼女いない歴=年齢の僕は彼女とデートでキャッキャウフフなんてしたことがない

まぁしなくていいんだけどねここ最近仕事がずっと続いていてどうでもよくなっていた、

いい歳して彼女がいないなんて……

友達は彼女どころか家族がいる、僕は出遅れすぎだ

しかし、考えていてもらちが明かない、こういったときは飲む飲む浴びるように飲む

幸い明日は久々の休みだ愛しの布団が待っている、だが、そう、もう終電を逃してしまったのだ、

居酒屋に入り浸るか……

「いらっしゃいませー」

忘年会シーズンなのかクリスマスの影響なのか、かなり人がいる、時間など関係ないのだなと感心する

一人なので、端っこの方に座ってこじんまりと酔いつぶれますかな………


:::


何故だ、あまり酔えない不思議だ、まぁまぁ飲んだぞ、

酒も僕を拒否するのか、連日仕事で残業続いて、やっとこさ仕事終わって、

いざ帰ろうとしたら終電逃して、自暴自棄になり酒を飲んでも回復しない、空しいぞ!

ちくしょう……

夜風に当たってこようかな、公園のベンチって寝やすいかなぁ

もはやどうにでもなれだ


しばらく歩くと小さな公園があった、先住民もいないのでゆっくり寝かしていただきましょうかな、

新聞を毛布にして、いざ夢の中へ……と思ったが

男女が言い争ってるの聞こえた

「どこでもいいって言うから」

「どこでもいいって言ったって限度があるんじゃなくて」

「ふざけんな!やっと入った店も混んでたしよへんな奴にからまれてこんな時間になっちまったし」

「あたしだって、いやだったわよ」

ごたごたが良く聞こえる、ってかうるせぇよ!!!

こっちはもう寝ようとしてるのに

そこに、もう一人女性が入ってきた、

「おまたせ、ごめんね店紹介しといてごたごたに巻き込んだ挙句こんな時間まで付き合ってもらちゃって」

「「もういいよ」」

なにがあったかは知らんが収まったのか?静かに寝れるかな?

その時足元に気配を感じ、見ると白色の毛並みの猫が今まさに僕の足元で倒れこんだ……

息が荒いぞ、この猫大丈夫か?

でも、僕にはどうすることもできない、すまない、見守ることしか……否、動物病院に連れて行こう、

この、小さな命をまだ救うことはできるかもしれない、

確か近くにあったはずだ、会社の近くだし地理はある、と駆け出し公園の出口に差し掛かったその時、

見えない壁にはじき返された、その反動で尻餅をついてしまった

「イッタ!!なんだよ…」

後ろを見ると、さっきの男女3人の下に魔法陣らしきものが浮かび上がっていた、

「おいなんだこれ!!!」

「なにこれ!!!」

「どうなってるのよ!動けない!」

何が起きてる??あれ、僕も動けない、勢いよく足を動かしても張り付いたように動かない

その時、初めてあの3人が僕を確認した、

どうも、初めまして……と言いたいところだがそれどころじゃないことは4人みなわかっている、

足元を見ると体が凍っているように結晶化していた、


次の瞬間、目の前が真っ白になった。


:::


意識が朦朧とする、あの、猫救えなかったなぁ、僕犬派だけど、などと考えていたら、

真っ白い世界にいることに気が付いた、あの3人はいない、

「ここ、どこだ」

「あの後どうなったんだ」

声が無限に響いていくのを感じる、


[なんだ犬派だったのか!]

えっ何の声!

ビクッっとして振り返ると、

まぁ綺麗なお嬢さんがいた、目は翡翠(ひすい)色で、髪は真っ白のロングだ腰まであるぞ、

身長は170前半っといったところかな、

で、

「どなたですか?」

[わしか、女神じゃ]

「へー」

[なんだ反応が薄いのう]

「僕死んだんですか?」

[いや、しんどらんよ]

[お主が突然この空間にあらわれたのじゃ]

「なんで、そんなことに」

[こっちが聞きたい]

「こっちも聞きたい」

何だこのやり取り……

とりあえず身に起きたこと言ってみる

「なんか魔法陣がでて、それで目の前が白くなって…」

[人間どもがやっている異世界召喚じゃ!]

「僕召喚されたんですか?」

[いやお主は巻き込まれただけだ]

え~~~~

巻き込まれたって悲しいな

「もとの世界には戻れるのかな」

[無理かもな、そしてお前、もしかしたら猫のせいで死亡扱いになっていたのかもな、まぁどっちにしろここへ飛ばされたのはなぜかわからんが何か縁じゃ特別待遇してやろう]

「唐突ですね」

[この界隈の定番じゃ、神はきまぐれとな]

「特別待遇ってそんなVIPみたいな、あれですか、魔物とかいてゲームみたいな」

[こっちの世界、それはふつうじゃぞ]

「ほんとにゲームみたいだな」

[とりあえず、主にスキルを与える]

淡い光に包まれた

「もう終わり?」

[派手なことになるわけなかろう]

[頭の中で画面を想像してみぃ]

ふわっとなんか文字がでてきた、スキルと種族が確認できた

とりあえずスキルを確認


・スキル  全魔法強化、無毒、鉄壁(致命傷に有効)


「すごそうなの付けましたね」

[久々の会話相手だったので奮発しといたのじゃ]

[感謝せい]

「ありがとうございます?」

[この世界はそれぞれ個人にスキルが付く]

[まぁスキルはぶっちゃけオマケ程度だがのう]

「適当だなぁ、あ!」

「一つ気になったのですが」

[なんじゃ?]

文字羅列の中に気になる文があった

「この、種族 ケットシー(?)と性別 ♀ってドゆことですか」

「なんで、カッコはてな、まで付いていて、どゆことですか?」

[ん、っあぁ、それはお主、死にかけの雌猫とこっちに来たのだろ]

[魂の扱いが一つになってしまってな]

[それとわしの趣味がちょびっと、な]

「………」

[時間切れじゃ、おとなしく召喚されろ]

「えっちょっとまだ、聞きたいことが、こn」

………

[いったのう]

[頑張るんじゃぞ]

[シルフィ何してるの]

もう一人の女神が出てきた

[エメリアか、異世界人をちょっとな]

[えぇ、あいたかったな~]


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