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本題
召喚をかけたものの
辺りはシンとしている。
【俺】(何か失敗したか?)
キルに袖を引っ張られる。
良く見るといつの間にか魔法陣の横に一人の少年が立っていた。
【俺】(えっ?まさか??)
【少年】「我が名は『アブシードラ』そなたらのどちらが我を召喚したのか?」
どちら?
気がつくと『キル』も魔方陣内にいる。
【俺】「呼んだのは俺だ。」
話に何故か『キル』が割り込む。何故か興奮しているようだ。
【キル】「あなた様はあの伝説の『アブシードラ』さま?ですか」
【少年】「その者に聞くが良い。我を名指しで召喚する者なぞ、ここ数百年いなかったからの。」
キルが俺の目を覗き込み本当らしいと知る。
【キル】「『ショウ』どうやって、、、?」
【俺】「詠唱を分析し、呼び出す対象を書き換えた。名指しした方が確実だろ?』
(なにせ俺は『マッド』だから(笑))
『キル』は何か言おうとして締めた。
【少年⇨アブシードラ】「しかし、この時代に我が魔圧に耐えられる者が二人か。。。
で、何故我を呼び出した?」
さて本題だ。