平手打ち
【ヒロの父】「私はここで別れる事にする。あれに会ったらこう伝えてくれ
『新に家を興すぐらいの気概を持て。もし新たな家を興せたら、その時は客人として我が家は訪れるが良い。その時を儂は待ってるぞ』と。」
【俺】(家を興すって。。。簡単に言うがハードル無茶苦茶高いのでは?それに、ヒロへ直接言ってやれば良いのに。まあ、いいか。。)
【ヒロの父】「領地の留守を任せている者に『領主が変わった』と早馬で伝えておく、それから、、、これをやる。」
そう言って臙脂色の指輪を渡し、ヒロの父は去っていった。
さて、次の行動だな。
【俺】「精霊の神殿への立ち入りの件、よろしくお願いします。」
キルの父に頭を下げた。
【キルの父】「分かった。すぐ手配させよう。」
部屋を出ると、
キルに抱きつかれてた。
【キル】「『ショウ』ヤッパリ来てくれたのね。」
嬉しそうな顔だ。
(父親の前で大丈夫か??)
キルは何か思い出したのかふと横を向き、
【キル】「私の身代わりになってくれた、この方はどこの方ですか?」
と指差した。
【俺】「彼女は『セイ』。
俺の奴隷だ。」
『パチーーーーーーン』
(痛い)
横で見ていた当人は目を丸くしている。
(なんでこうなる。。。)
【キル】「不潔です。。。』
【キルの父】「何か訳があるのでは?
まだ野営地で別れてから、少しの時間しか経っていないだろう?」
【キル】「わけ?」
俺は頷く。
【キル】「⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎」
凄い勢いでていった。
【キルの父】「あれで良いのか?』
【俺】「はい。‘」
(『キル』ってあそこまで過激なキャラだったっけ?)
【キルの父】「そうか。ならば敢えて問うまい」
なんか前途多難な気がした。