ロード?それは俺。
【ヒロの父】「せっかくの申し出受けれずすまん。
その上でだ。1つおぬしを見込んでお願いしたいことがある。」
とりあえず黙って聞くことにした。
「アレ(ヒロ)を『家来』として拾ってやってくれまいか?『親の欲目』を差し引いてもアレの能力は高い。何かのおり役に立つだろう。」
【俺】(へっ??)
【俺】「私はご覧の通り人を雇えるほどの稼ぎもない、その日暮らしの旅のものです。家来を養うなどとてもとても。」
【ヒロの父】「将来は『立つ』つもりだろう?」
【俺】(将来なんて考えてもみなかった。その日その日を生きるだけで精一杯だったな)
返答がないことを図星と捉えられたのか
話はどんどん進んでいく。
【ヒロの父】「ここより東『イシュテル」と言う場所に儂はいくばくかの土地を持っている。そこをおぬしに譲ろう。何、ほんの礼じゃ。北は広大な未開拓地が広がっており、切り取り放題だぞ。
東は、、おぬしなら問題ないだろう。」
【俺】(東は確か『風の国』…
『緩衝地帯』としての役割も俺に担わせるつもりだな。。。まったくもって『タヌキ親父?』だな。)
色々思う事はあったが引き受けることにした。
「ありがたく受けさせていただきます。」
【ヒロの父】「そうか引き受けてくれるか。」
俺は頷く。
【俺】(『引き受けない』と言う選択肢は果たしてこの流れであったのだろうか?)
こうして俺は『領主』となった。