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無理
【男】「ま、待て。ここで『キルさま』をお返ししたら旦那様に叱られる。旦那様に使いをやるのでしばし待っていただきたい。』
【セイ】「では自分の部屋でくつろぎます。」
【男】「荷物は別便ですでにあちら(炎の都)に送られたかと。今この屋敷には何もありませんよ。お嬢さま。使いをやったので、間も無く叔父様も参られます。応接間にておくつろぎください。」
二階には上がらせないか。
ここでさりげなく『ブンブン』を屋敷内に放つ。
応接間に通され座った。
『キル』が紅茶を持って運んできた。
メイド服を着ている。。。
『音鳴り』をつかい『キル』だけに聞こえる音量で囁く。
【俺】「大丈夫か?助けに来た。」
「『ショウ』私は大丈夫。両親が。。。」
代わりに頷いた。
【屋敷頭?】「メイドが何か失礼をささましたか?」
【俺】「いえ、匂いが良い紅茶なのでどこの産かと聞いたのです。」
【キル】「『セルロン産』です。」
と話を合わせてきた。
監視が厳しい中、情報交換は無理だな。