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踏み込みのタイミング

作戦名:『音の都人質奪還作戦』

実施日:本日夕刻

目的:人質全員の無傷奪還


留意事項:貴族邸である為、具体的な証拠が出ない限り、ヒロの配下の突入は見合わせる。


#############################

作戦遂行まで時間があるので

疑問に思った事を聞く。


【俺】「この屋敷はキルの父がいない間、誰が管理していたんだ?」

【ヒロの部下】「『イルト男爵』ですね。」

【俺】「イルト男爵?」

【ヒロの部下】「公爵の妹君の旦那様です。」

【俺】(キルの父って公爵だったのか。単なる『著名な音楽家』だと思っていた。。。

国王選出の権利を持つ家柄なら当然か。


そして、『イルト男爵』は『キル』の義叔父?そう言えば昔『音の都』に叔母がいるとキルが言ってたな。)


「もし、公爵が無くなったら爵位は?」


【ヒロの父】「貴族の称号は男系の世襲制だ。

『イルト男爵』が継ぐだろうな。」


【俺】「財産と『キルの親権』は?」


【ヒロの父】「『イルト男爵』だ。」


【俺】(『デルデッティ』が、炎の都から『キル』が出るのを止めなかったのは、どちらに転んでも『キル』の親権を彼らが握れると踏んでいたからか。


こいつらは『キルの父』を葬ることによって、財産とキルの親権そしてこの国の命運を握ろうとしていたんだな。


出来れば黒幕がいるタイミングで踏みこみ、膿を出し切りたいな。)






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