まあいいか
さて、そろそろ行動の時だな。
【俺】「説明ありがとうございます。
お陰で陰謀の背景を知ることが出来ました。」
【ヒロの父】「直接関係無い貴公を巻き込む結果となり申し訳ない。こんな事を頼めた義理で無い事は分かっているが、嫁と孫をお救いいただきたい。」
頭を深々と下げられてしまった。
(頑張らないとな。)
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馬車を調達し、音の都へと急ぐ。
ヒロ、ヒロの父、セイ、俺で馬車に同乗となった。
『ヒロ』から鐘のすぐそばの宿を借切り
作戦本部としたとの説明を受ける。
(変わらず、手配にソツがないな。)
【ヒロ】「私は城門で降ります」
【俺】「?」
【ヒロ】「『キルさまの父上』と音の都には
足を踏み入れない約束をしたゆえ。」
【俺】「気持ちは分かるが『ヒロ』は当事者だぞ。『キルの父』はあくまで心もちとして
言ったはず。指揮官がいないとなれば作戦に支障が出ることは分かってるはずだ。
そもそも誰が指揮を執るんだ?」
【ヒロ】「貴方様なら。。。」
【ヒロの父】「儂が執ろう」
。。。。。。
結局ヒロは城門で降りた。
【ヒロの父】「あれはあれで筋を通そうとしているんです。」
まあ、いいか。。。