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俺の実力

俺は話を続けた。


『正直いま俺は周りにいる奴らですら満足に救えていない。

俺自身のことさえね。

そう、この『ヒロ』の事でさえ。


君と奴隷に落とされた子らには同情するし。何とかしてあげたいとも思う。

だが会ったことすらない子らを救い、またその人生を背負う覚悟も実力もない。』


ヒロが何か言いたそうな顔をする。


【俺】(自己保身に走ったように見えるんだろう。ま、仕方ないか。『出来る事は出来る』し『できない事』は『できない』だ。

残念ながら俺はスーパーマンじゃ無いんだ。)




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