表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
140/259

尊厳

『テイム』した二羽に意識を寄せる。

太陽の向きからすると一羽は北へ

一羽は南へと向かっている。


音の都の方だとすると北か。

夜を徹し馬車を飛ばしたせいか眠い。


とりあえずヒロを説得し北へ急ぐことにする。


【ヒロ】「ところで彼女の事はどうするんだ?」

【俺】「『音の都』に立ち寄り、キルの親の力を借りようと思う。上手くいけば親戚が見つかるだろう。」


その彼女、奴隷となっていた少女は『ご主人さま』が急にいなくなった事に不安を覚えたのかオロオロしている。


【俺】(いわゆる『ストックホルム症候群』ってやつかな。昔、推理小説で読んだ気がする。たしか誘拐された人物が、犯人以外味方はいないと刷り込まれ、最終的に犯人に対し好意や依存を覚える心の病気のことを言うんだったな。

完治には時間がかかるか。

とりあえず『ご主人さま』のいない不安を取り除くことにした。)


【俺】「ご主人さまは用事で先に都へ戻られた。で、代わりに俺達が面倒を見るよう言われたんだ。ついておいで。」


【娘】 「わかりました。ご主人さま。」


ちょっと違う気がするが。

少しずつ人間としての誇りを取り戻してあげよう。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ