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かたじけない

逃げる恐れもないので、彼女の縄をほどいてやり食べものを与えた。

だが、彼女は手をつけない。


【俺】「お腹は減っていないのか?」


【娘】「ご主人さまより先に食べますと

お仕置きを受けますので。」


【俺】「後でご主人様とやらに言っておくから安心して食べたら良いよ。」


言い終えた後、驚いた事に娘は床に這いつくばり、ガツガツ食べ始めた。。。


【俺】「。。。。」


「普通にお食べ。」


【娘】「無能な私めにはこの食べ方がお似合いだと、ご主人さまは仰ってました。」


またふつふつと怒りが込み上げてきた。


******************************************

しばらくして、ヒロが一人で帰ってきた。

【俺】「ご家族の消息は?」


暗い顔が全てを物語っていた。


【ヒロ】「奴はあくまで末端で、大事な事は知らされていないようでした。

ここまで。。です。

ありがとうございました」


【俺】「まだ諦めるには早い」


『テイムをした二羽』

『保護した音族の娘』

という切り札がまだある。


【俺】「で、黒幕(クズ)は?」


【ヒロ】「彼は奪ってはいけないものを幾つか我らから奪っていきました。。なので。。」


【俺】「敢えて聞くまい。」


【ヒロ】「かたじけない。」


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