あやしい。
【ヒロ】「音の都より迎えが『フェルマー』に来るとの情報も受けている。
行き違いになったらオーケストラに迷惑をかける。どんな理由であれ、氏の都合で音の都に引き返す以上、これ以上の迷惑は今後のオーケストラとの関係にも影響するのでは?」
【俺】「『フェルマー』に『予定の道と変更した』と伝言を残せば良いかと。』
どうもこの『ヒロ』って言う護衛は『フェルマー』へキル達を誘導したいみたいだ。
彼はキルのご両親を守ってここまで来たんだよな?
【俺】(そういやオーケストラの使いからいつ、どうやってこいつは連絡受けたんだ?)
「オーケストラへの連絡はいつ、誰に頼んだんですか?」
【ヒロ】「乗船の数日前、滞在先の宿の主人に頼んだ。主人の名前は覚えていない。返答はすぐかえって来たはず。」
キルも気付いたみたいだ。話に割って入ってきた。
【キル】「『サルナ』って人知ってます?」
【ヒロ】「ん?確かそんな名前だったな。何故お嬢さんが?」
ヒロは話しの雲行きに疑問を抱き始めたみたいだった。。。。
(しかし、キルは一回泊まった宿の主人の名前覚えてるんだ。)
ーそっちの方が俺には驚きだった。