手段
########## 回想( 前日 )##########
俺は初めて自分の意思で『天邪鬼』こと
『いいかげん』を呼んだ。
【俺】「『いいかげん』いるんだろう?」
【いいかげん】「そりゃいるよ〜。僕たち
ショウのいわゆる『ストーカー』だからね〜。」
「だね〜」
【俺】(しかし『ストーカー』なる言葉どこで知ったんだろう?)
【いいかげん】「それはね〜、それはね〜
ショウの頭を『覗いたから』だよ〜。
僕らは『覗き魔』なんだからね〜。」
「だね〜」
【俺】(ストーカーで覗き魔。。。それって人として終わってるじゃん)
【いいかげん】「終わってるね〜。」
「だね〜。でも相手ショウだし、僕たち人じゃないもんね〜」
【俺】(そう言えば、こいつらと真面に話すこと程馬鹿な事ってなかった。。。)
【いいかげん】「キャハハハ。やっと気付いたみたいだよ〜。」
「相変わらず馬鹿だね〜。それに僕ら修学旅行で時々ショウの世界行ってるし〜。」
「だね〜」
絶対『修学旅行』の意味間違ってる。
頭イタイ。。。気にしたら負けだ。。本筋に戻ろう。
【俺】「お前ら昔『本』の『契約』を削除できるって言ってたよな?」
【いいかげん】「俺たちに〜不可能はない
のだ〜。」「ないのだ〜」
「いよいよ真打ち登場?、出番だね〜。」
「やった〜。」
「やったね〜。」
「契約削除なんて簡単、簡単〜」
「契約なんぞスッパリ、サッバリとね〜。
で、今からやる?、それと何を?』
【俺】「仮に契約を削除出来たとして、
例えばその契約によって身体特徴が変わってしまっていた場合、元に戻る?」
【いいかげん】「だからスッパリ、サッパリとだって。」
【俺】(出来るんだな。後はキル次第か。)
こうして俺は手段を見つけた。
【俺】(ここで負けちゃダメだ。)