説得したつもりが?
魔法名『サーチ』を『ソナー』へ
『ボンプ』を『ボム』へ変更しました。
俺は危うくキルを狩るところだった。
『ソナー』と『キョウシン』を
連動して『ぶっかます』って事は味方を巻き込む危険があるって事だな。。。
味方と敵を『識別』する必要があるな。
『音声認証』?
駄目だ。戦闘中には向かない。
固有の音が何かあれば。。。
(心音ー心臓の鼓動は?後で試してみるか。)
それはそうと、キルだ。
「何故ここに?」
「ショウがまた1人で暴走するんじゃないかと心配で。。」
「。。。。。」
「牛車は街道をまっすぐ走るよう、
言い聞かせてあるから。」
どうやって来た?と聞こうかとおもったが、
聞くまでもないか。。
キルの俺を心配する気持ちは有難い。
ただ、巻き込まれる可能性もあるし、
俺がキルに気をとられ動けなくなる可能性もある。
どう言うか悩む。
「キル、心配ありがとう。
ただ、キルも戦闘に巻き込まれてケガをする
可能性があったんだぞ。
キルが俺を心配するように、俺もキルのこと
心配だ。だから俺の為に無茶だけは止めて
くれ。」
「分かった。ショウに心配かけることないよう、私も力を磨く。
だから私にもショウの使っている魔法を
きちんと教えて。
前にも言ったけど、私は守られるだけの
存在にはなりたくない。信頼出来るパートナーとして、横に立って闘いたいの。」
結局、説得するつもりが説得させられた気がする。。。
まあ、キルが来てくれたおかげで
『デッカー』の傷は治せた訳だし。
しかし、これじゃあどっちが保護者なんだか。