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賽は投げられた●
「。。。。。。。。。」
(もしかして、引かれてる?)
キルの肩が小刻みに震える。
(怖いのか?俺ってブッチャケ異星人みたいなもんだし。キルも、こう見えて15歳だからな。。
最悪『キャー』とでも叫ばれ
逃げられるか。)
傷つかないように脳内シュミレート
しておくことにした。
(『カミングアウト』早すぎた?
いや、いっそのこと隠し通した方が良かった?いずれにせよ『賽は投げられた』だ。)
キルがようやく何かを決心したのか
動いた。
しかしそれは俺が『予想していたもの』とは違っていた。