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ある暑い夏の日

作者: Anna

あまりに暑いので思いつきで書きました(--;)

ダラダラとした感じなので、そこはスイマセン(><;)


ではスタートです!(^^)/

「あっちぃ~~。」

現在俺は自分の部屋のベッドの上でゴロゴロとしている。

窓は開けているが、風通りはあまりよくない。

現在は6月26日のお昼。

冷房機器は自分の中で7月までは絶対電源を付けないとしている。

といってもこの暑さ、いつ負けてもおかしくない。

でもここまでやってきた分、意地もある。

俺は暑さにやられている脳を、オーバーヒートしないように回転させ、この暑さを乗り切る術を考えた。




「・・・アイス、そうだアイス買いに行こう。」


アイス、冷たくて甘くて、心身ともにこの暑さから開放してくれるアイテム。

ただしそれは一時の快楽。

一度それを味わってしまうとまた欲しくなる。

ここでアイスを食していいものか、7月まであと4日、今食べてしまって残りの4日間我慢できるのか。

そんなことを考えてるが体はいつのまにか財布を持って外出スタイルになっていた。



ドアを開ける。

瞬間入ってくる風が心地良い。

そして外にでる。


ジリジリとした太陽の光が降り注ぐ。

室内のジメジメっとした暑さに比べるとすがすがしいが、結局暑いことには変わりない。

「ちきしょ~、太陽の野郎は俺を焼き殺すつもりか。いいだろうかかってこいや、受けてたつぜコンチクショー。」

1人で何言ってんだろう、暑さでイカれた俺の頭はもう体裁なんて気にしてない。

俺はコンビニに着く間、思いつく限りの夏歌を歌いながら(しかも全力で)行くことにした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーー


ピンポンピンポンピンポンピンポン


コンビニに来客音が流れる。

ここに着くまでの間、何人かとすれ違ったが、すごい冷たい目で見られた。


が、今の俺にはそんなもんでテンション下がっても痛くも痒くもないぜ!

だって今の俺は、スーパーハイテンションモードだから。




・・・・・とりあえずアイスどこだ~。

おっ、みっけ。


アイスコーナーには色んなアイスが陳列、いやまばらに置かれていた。

オイ店員仕事しろよとレジの方をみたら、あまりにも辛そうなのでちょっと同情した。

今の時代エコが主流になってきているから、立ちっぱなしの店員はキツイだろうな。


まぁそれでも今の俺は知ったこっちゃないがな。


さてどのアイスにしよう。

カップアイスか棒アイス、夏に入るとカップアイスでカキ氷系が出始めるがまだここのコンビニにはないらしいな。

俺は無難に坊主の少年が袋にプリントされていることで有名な棒アイスのソーダ味を2本と昨日買いそびれたジャンプをレジに持っていった。


「××円になります。」

「え~と、おっ、ピッタリあるじゃん。じゃあこれで。」

「ちょうどお預かりします。」


ガチャン

店員がボタンを押し、開いたレジにお金を入れていき、レシートをくれた。

「ありがとうございました。」

そして、俺はコンビニを後にする。


「あっつ。」

外に出た瞬間、忘れていた暑さが体に伝わってくる。

いくらコンビニが冷房の設定温度を上げたところで涼しかったことには変わりない。


それにしても、暑い。

つい今しがたまで冷房で冷やされてた分、さっき家を出るときよりも暑く感じた。

「アイスとけんじゃねぇかコレ。」


そういいながらうちへの帰路に着く。


さっきは頭が暑さでやられていたが、冷房で冷やされていた分冷静な俺は、来た時みたいに歌を(しかも全力で)歌うなんて真似は恥ずかしくて出来なった。


さっきまでの俺カムバック!!



上からは太陽がこれ見よがしに暑さを紫外線と共に降り注ぐ。

手元には、この暑さから逃れるためのアイテムが...。



アイス食べてぇ。



いかんいかん、ここで誘惑に負けてはダメだ。

買い物はうちに帰るまでが買い物だ。

いやいや、こんな暑さなんて耐えられねぇよ、すぐにでも食べちゃおうぜ、そのアイス。

でももうちょっと我慢したらうちに着くんだ、そこまで我慢すれば俺の勝ちだ。

我慢なんて必要ないぜ、欲しい時に食べる、それが一番いいと思うぜ。

いけないわ、我慢して我慢して、耐え切った後に食べた方がおいしいに決まっているわ。



まぁとりあえずおまえらうるさいわ。



脳内会議終了。

そして俺は、袋を開けてアイスを食べる。


「うめぇ。」

意思弱いな自分。



そしてうちに着き、残りのもう1本のアイスを冷凍庫に入れ、俺は自分の部屋でジャンプを読む。

もう一本は風呂上りに食べることにしている。

これだけはゆずれねぇ、これだけはいくら脳が暑さにやられようと曲げられない。

そんなことを思いながら、俺はページをめくる作業を続ける。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーー


あれから時間は経ち夜になり風呂上り。

俺は昼間に買っておいたアイスを食べている。


えっ、時間が経つのが早い、省きすぎだ?


そりゃお前、誰が好き好んで漫画読んでいるところを説明する、誰が野郎の入浴シーンなんて知りたがる。

なんだ、ジャンプ朗読してやろう?

効果音まで読んでやろうかこの野郎。

一回やってみたが虚しさこのうえねぇぞ。



いったい誰に説明してんだ的な空気だが、気にせず俺はシャクシャクと音を立てながらアイスを食べる。


でも、アイスを食べて数分後にまた俺はこの言葉を口に出すであろう。



「・・・暑い。」


そう暑いと。

てかもう言っちゃったよオイ。


ホント意志薄弱だな俺。

だが、冷房だけは付けてたまるか。

いくら今まで欲望に流されたいた俺でも、ここだけは我慢だ。

乗り切るぜ、残り4日我慢すれば7月になるんだ。



だが俺はふと考える。

でも、たかが4日我慢して俺になんの特があるんだ?

今の時代やれエコだ、やれクーラーの設定温度を上げる、クールビズなどいってるが、それは会社や公共の建物だけで、一般家庭では守っている奴なんているのか?

今はこの猛暑だ、友達の中でもすでに冷房機器を使っている奴もいる。

ここで俺1人使ったところで何も変わらないんじゃないか?

いやいや、そんなことをいったらエコなんて元も子もない。

俺1人やらなくても、全体で見たらそりゃ1%以下の行いだ。

でもその1%でも積み重ねていけば、そりゃ大きくなる。

塵も積もれば山となる、枯れ木も山の賑わい、やらないよりやった方がいいに決まっている。



そんのこんなであーだこーだ考えている間に、時間は過ぎていき現在夜中の2時半。

寝ようとしてから約3時間経っている。

そしてその長い時間を掛けてでた結果を今言おう。



「寝よ。」



そして俺は眠りにつく。

それから3日後に彼が冷房機器を使い出したのは言うまでもない。

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― 新着の感想 ―
[一言] 弾丸のように脳内を巡っている思考が、暑さにやられている感じをよく出しているなと思いました。 最近は6月でも8月中旬並みの暑さになる日があるので、エアコンの葛藤は私もよくありますが、意志薄弱…
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