File.37 地獄冥府のボーダー線
ちょっと男子〜! 炭酸リチウムくんの効きが悪いんだけど〜!!
女子は腹筋スクワット2回して下校して!!
「ふふははあははきゃはは!!!! 」
怪異共の笑い声。
増殖する爪は剥がされ潰れ、折られ消されていく。
「鳥葬……腐乱!! 」
爪の種を全方位に放出、その種から爪の刃を増殖させる。
が、
「っ!? 」
ふいに右目が破裂した。
「真城く〜ん!! 今はキミの番だよ〜 」
(ダメージの反射!! )
「よそ見かな? 」
右目が無いせいで反応が送れた。
気がつけば右腕が、引きちぎられている。
「見る目がねぇんだよ 」
ニタニタ笑う顔面を蹴り飛ばす。
だが正直やってられっか感が強い。
ダメージ反射のぬいぐるみが居るせいで、無闇に爪をばらまけない。
接近されれば簡単に四肢をもがれる。
(クソゲー過ぎるだろクソが!! )
「怪異解明……寝返る卑怯者 」
わずかな思考の遅れ。
そして聞こえた白衣の少女の声。
増殖させたハズの爪がいっせいに俺を見つめ、そのまま全身に突き刺さる。
(俺の爪を!? )
「夜空にさし上り、波の面にあまねく照れり 」
「っ!? 」
全身に降り注ぐ熱、光、空に太陽。
それを踏むように、スーツの男が立っていた。
「我キミに寄り添いて、キミと我、生死の鼓動を解つ 」
詠唱。
黒く変わる太陽。
全身の肌がベリベリと剥がれ落ちる。
(間に合)
「月夜の向日葵 」
無音の光が降り注ぎ、一歩遅れた爆風が四肢を腹を焼き潰した。
だが顔と心臓は守った。
怪異を増殖させて傷をふさ
「ねぇ 」
後ろから声。
背中を、心臓の裏を触られた。
「私は崩壊。キミの心に触れた今、それは簡単に砕け……あれ? 」
(手が止まっ)
「っ゛!!? 」
反撃、する間もなく左胸に肉の綿が叩き込まれる。
頭まで響くアバラの悲鳴、呻き。それと共に硬い壁へと叩きつけられた。
「なんで壊さなかったの〜? 」
「いや……もう壊れてた。なんで生きてるんだろうね、アレ 」
(あ〜…… )
呼吸をする度に走る、痛み。
ボタボタと熱が抜けていく、失血。
もはや遠くに感じる怪異共の声と、死がゆっくりと近付いてくる冷たさ。
けど、頭に浮かんだのは
(なんで俺、こんなことしてるんだっけ? )
自分に対しての疑問だった。
ーーー
「外は危険なのよ! あなたはここに入ってなさい!! 」
何歳だったか……あぁ五歳の時だ。
俺の生活スペースはアパートの一室。
その中にある、ペット用の檻の中だった。
外で人が動くのを見る。
ふせんが大量にはられた本。
それをめくる音を聞く。
檻の隙間から入れられた水を口で啜り、皿にぶちまけたご飯を食べ、外から浴びせられる水で体を洗っていた。
それが当たり前だった。
当たり前すぎて、こんな日々から逃げ出したいとも思えなかった。
今にして思えば、まるで犬みたいな生活だったなと思う。
「なんで泣くの! 泣いたら怪異が来るでしょ!! 私は守りたいの!! 」
そう言ってよく顔を叩かれていた。
泣こうが泣くまいが、守ろうとする手を剥がされながら。
何度も。
まぁ正直、それに関してはどうも思っていない。
過去は所詮、過去なんだ。
どう思おうが変わらない。
それから5年経ったある日。
ピンポーんと鳴るベル。
借金取りかと怯える女。
鍵は閉まってるハズなのに扉が開いて、外からの光を遮るように、シワまみれの赤い老婆が立っていた。
笑いながら。
手に包丁を持って。
楽しそうに。
「いやぁ!! 助けて!! 助けて!!! 」
そう言って手を差し伸べられたが、何もしなかった。
檻から手を出せば怒られるから。
声を出せば叩かれるから。
檻の中でずっと、うるさい女を見ていた。
ずっと。
それしかする事が無かったから。
「あはははは 」
発音するだけの笑い声のあと、老婆は静かになった女を引きずって外に出た。
犬を気にもとめず。
それで眠たかったから寝たら、知らないものの上だった。
ふかふかで暖かくて、あの床とは違うもの。
それがベットだと聞いて、すこぶる気に入ったのを覚えてる。
「大丈夫? ここは病院だよ 」
「……? 」
「あぁ私? 怪異狩りと呼ばれる人さ 」
金髪の女がそう言ったのを覚えてる。
病院や怪異狩りという言葉も初めて聞いた。
「すぐお医者さんが良くしてくれるから、待っててね 」
そっと手を握られた。
その温もりは今でも簡単に思いだせるほど熱かった。
「この子は……恐らく口が聞けません 」
医者からそんな事を言われた。
金髪の女はそれを聞いていたが、窓からの景色を見ていた方が面白かった。
「人の成長には、幼少期から教育が必要なんです。親と話すこと、テレビや本を読むこと。そうして言葉に触れていき、成長していくんです。ですがこの子にはそれが無い 」
「そ、そんな事は……キミ、ほんとに何も話せないのかい? 」
キミとは誰だろうか。
そう疑問に思ったが、窓から見える動く機械の方が面白い。
「……… 」
「それに彼の足、歪んでます。檻の中に何年も居たせいか筋肉の発達もない。なんらかの成長障害や免疫力の弱さが出てくるでしょう 」
「じゃあ…… 」
「リハビリと充分な食事を続ければ、杖を付いて歩けるようにはなるでしょう。しかしこの子の家族は? 引き取る家族が居なければ、彼が外を歩けるようになった時、この子はどうするんですか? この足で、怪異が蔓延る世をどうやって生きるんですか? 」
「…………パンドラの教育施設に入れるのはどうでしょうか? 彼ならきっと、力になる 」
「虐待され育った子供を、更なる地獄に連れていくおつもりですか? 」
「…………はい。何もできず、何も知らず死ぬよりは……何かを知り、生きて死ぬ方が……私は幸せだと思います 」
「彼の意見は……いえ、私が決めることではないでしょう。何も知らない彼が、自分の道を歩めることを願っています 」
「……ねぇ、キミ 」
医者が消えたあと、金髪の女から頬を触られた。
それで用があると初めて気がついた。
「キミの名前ね、宝物っていうらしいよ 」
名前とは何か。そう疑問に思った。
ただ疑問に思っても何をしたらいいか分からない。
「大丈夫、分からなくてもいいよ。今からゆっくり……失った時間を取り戻していこう 」
手を握られ、抱きしめられ、そのままゆっくりと背中をさすられた。
叩かない女も居るんだと、初めて知った。
「あ、い、う、え、お 」
人がたくさんいる、教室という部屋。
そこで言葉を知った。
意味は分からないが、とりあえず誰かの真似をして、それっぽく出来るようになった。
「てがいたい 」
「あっ、ごめんね。休憩していいよ 」
鉛筆なんて握ったことが無かったから、指が痛くてたまらなかった。
だからよく休憩していた。
「こっちだよ〜! えい!! 」
子供が遊んでいた。
俺はそれを車椅子の上で眺めてた。
でも、なんとも思わなかった。
それからボーッと、同じ生活を続けてたら四年がたった。
そしたらある日、ふと気付いた。
自分が周りと違うことに。
「なんで歩けないんだろ? 」
鏡に向かって、そう質問した。
「なんでみんなと、読んでる本がちがうんだろ? 」
所々ひらがなの本に、そう聞いた。
「どうして俺には……苗字がないんだろう? 」
初めて胸に、痛みが走った。
吐くほどの痛み、頭が割れるみたいな痛み。
「今……苦しいんだな 」
鏡の中で泣いている男。
でもそれが普通じゃないことは分かっていた。
勉強をしても学ぶのが遅い。
運動もできない。
味がよく分からない。
前に進んでも進んでも、置いていかれるような感覚。
それが何故か苦しい。
分からないのに苦しい。
苦しい時、何をしたらいいのか分からなくて苦しい。
「どうして、生きているんだろうな 」
外で同級生が楽しそうに遊んでいるのに、俺はそんな事を思ってしまった。
「キミは…… 」
よく分からないまま三ヶ月が過ぎたある日、あの時の女性に出会った。
「久しぶり……ですよね? 」
「あぁうん、久しぶりだね。ちゃんとご飯食べてる? 」
「僕は……うん。あなたは? 」
「少し……微妙かな 」
よく見れば、あの時の綺麗な金色がくすんでいる。
顔色も白が混ざってる。
「……これから何か用事? 」
「怪異を、選びに行くらしい? 」
「………………そっか 」
目を左右に泳がせ、何かを言いかけ飲み込んで、女性はそう言った。
眉間にシワが寄って、怒ってるように見えたけど、何処か俺が泣いてる時の顔に似ていた。
「ねぇ、もし怪異に選ばれたらさ……私の養子にならないかい? 」
「なんで? 」
「怪異を持てば、戦うことになる。その時にさ、帰れる場所があった方が…………何も無いよりかは、マシだと思うんだ 」
「断る理由? がない 」
「……そうだね。断らない理由も、無いんだもんね 」
何をしたいも、何をしたくないも無かった。だから頷いて、そのまま怪異の審査に行った。
そこには目の下にクマを浮かべた男が待っていた。
「お、初めましてっすね〜。僕はついこ言います、よろしくお願いしますね。それでえぇっと……宝物で、なんて読むんスっか? 」
「忘れた 」
「あぁ……そうっすか。まぁとりあえず、この検査キットに指を入れてください。ちょっとチクッとしますよ〜 」
機械の穴に指を入れると、ブツっと肌の破れる音がした。
そしたらビンの中にある黒い種が、ドクドクと震えはじめた。
「一発目で当たりを引くっすか……あの、念のため聞きますけど、怪異を宿すのは辛いっすよ? 」
「今より辛いのか? 」
「……いや、大丈夫みたいっすね 」
機械が動く音。ビンの中にある種の震えが止まり、一瞬でそれは俺の指の傷に入り込んできた。
目の前が暗い。
その中で声が聞こえた。
『お前は……独りか? 』
女性の声だった。それに俺は、分からないと答えた。
『苦しいのか? 』
「…………たぶん? 」
『お前は無知だ、孤独だ、理解者が居ない……ハハッ、餌としては丁度いい 』
闇の中で、白が渦巻いた。
グルグル俺を囲み、檻となり、全身に絡みついた。
『お前はもう、心が死んでいる。感情が壊れている。お前はもう、誰にも理解されることはないだろう!! 貴様の生涯は! 私たちの餌として終わるのだ!!! 』
「それは……苦しい事なのか? 」
『……はっ? 』
耳に入り込んできた怪異、口に入り込んできた白。
息苦しかったからそれを噛みちぎり、飲み込んだ。
ご飯を食べることは大事だと、ずっと教えられていたから。
「やっぱり適応したっすね〜。キミの無知は、怪異すらも呑み込んだみたいっす 」
「……? 」
ふと気がつくと、立っていた。
不思議な感覚だった。いつも車椅子か、四本足のキリンみたいに動いていたから。
「怪異の力で、身体能力が上がるんですよ。それに、偏りはあれど怪異から知識を得られるっす。キミはもう……無知ではないでしょう 」
「俺は……なんだ? なんでここに居る? 」
「……精神年齢が追いついてないみたいっすね。まぁ、生活していけば慣れることでしょう 」
それから、生活が変わった。
「……美味い 」
食事の味が分かるようになった。
好き嫌いが初めて出来た。
「……怖いな 」
生まれて初めて走った。
肌にあたる風と目線の揺れが、酷く怖かった。
「……面白い 」
漫画というものを読んだ。
読めない漢字はあったが、読める感じもあった。
それに絵を見るだけで楽しかった。
「真城? 」
「うん。キミの苗字だよ 」
金髪の女性の養子になって、名前が長くなった。
「そういえば、名前はなんて言うんだ? 」
「私? 私は〜……真城 正美。昨日までは怪異狩りだったけど、今はこのHELLっていう焼肉屋の店主さ 」
それから段々と、生活は普通のものになって行った。
飯は美味い。
歩ける。
ベットという柔らかい場所で寝れるし、お金というのも初めて貰えた。
怪異を狩る仕事もあったが、別に苦じゃ無かった。
俺の爪を撒き散らせば、ヤツらは簡単に死ぬ。
そんな生活を続けて、続けて、やっぱりこう思った。
俺は普通じゃないんだ。
計算が上手くできない。なんど勉強しても、数字が別のものに見えるから。
熱い風呂に入れない。皮膚が簡単に焼けてしまうから。
人の想いが理解できない。
抽象的なことが分からない。
小説が読めない。
段々と、周りが見えるようになる度に思う。
俺はズレているんだ。
ある人に相談した。キミは他人を気にしすぎだと言われた。
でも俺には自分がよく分からない。
ある人に相談した。努力不足だと言われた。
本を100冊ほど読んで模写したが、何も分からなかった。
ズレを直そうとする度に、ズレが大きくなっていく。
人と会話ができない。
意思疎通というものが理解できない。
距離感というものも分からない。
気がつくと、孤独になったみたいだった。
生きるたびに、孤独が付きまとってくる。
人と出会うたびに、孤独が付きまとう。
別に、辛くなかった。
ただ……ただ、俺にここは相応しくないんだなって、そう思っただけの事なんだ。
だからいつ死んでも良かった。
違和感を持ったヤツが一匹減るだけだ。
普通の人は死んだ人を悲しいと思うらしいが、俺は思えない。
危険な仕事と理解していても、自分の命なんてどうでも良かった。
だから、だから……………………でも少しだけ、甘い贅沢を言うのなら、理解者に会ってみたかった。
俺と同じ境遇の、俺と同じ疎外感を持っているヤツと。
…………居るわけないか。
なら俺は別に、
ーーー
「死んでも、良かったな 」
遠い走馬灯が終わる。
気がつくと、無数の死が眼前まで迫っていた。
躱す力も、気力もない。
さっさと、もう……終わらせてくれ。
「怪異化……無楽の怪異 」
「っ!? 」
聞き覚えのある声。と共に、天井を突き破り育った、人肉の木。
その同時に、無数の攻撃が俺の肉を食い破った。
「落葉・悲暮れ 』
(なんで……今!? )
死ぬ。だが今は困惑の方が勝っている。
実った二つの巨大な目、三対の腕。
あれは咲の怪異化だが、それを使う理由が分からない。
あの能力は……
「不不泣木 」
その異形を見たもの、半径600m。
敵味方を問わない強制治癒。
「……おや? なぜ私たちも? 」
今のおかげで、潰れた四肢が再生した。
ダメージを負った怪異共も。
そして困惑の中、咲が天井から降って来た。
「咲、なんで!? アイツらのダメージが」
「ふんっ!! 」
震えた声が出るよりも速く、頭突かれた。
(……? !? )
「今の頭突きわねぇ! アンタが身勝手に死のうとしたからよ!! 助けくらい求めなさい!!! 」
「いや敵が……ていうか俺は別に死んでも」
「あんたの意見なんか聞いてない! わたしが生きて欲しいと思ったなら生きて!! こっちは返事待ちなんだから!! ……さっさと帰るわよ 」
「……… 」
俺には自分がないから、死ねと言われれば死ねる。
生きる意味もないから、今に執着することも出来ない。
だが、だから……生きろと言われれば、
「あぁ 」
生きることしかできない。
「青春してるとこ悪いけどさぁ。キミの能力って射程距離があるんだろう? 」
一瞬の気の緩み。地面が陥没する。
(あの女装男、建物を操ってるヤツか! )
「空気読みなさいよカス 」
分断される寸前、辺りに飛び散った液体が爆発する。
地面が壊れ、分断は防いだ。だが、
「問答無用の回復、面白いな!! だがサンドイッチのように潰されれば、人の形を保てるのかな? 」
空を覆う、回避すらできない巨大な戦鎚。それをスーツの男が振るう瞬間、卵の殻のようにその戦鎚は砕かれた。
「なんっ」
「彩音!? 」
「アハッ!!! 」
彩音は既に怪異化をしていた。
黒い足の一撃。黒スーツの体は折れ曲がり、そのまま壁に激突。
けれど、両者共にダメージは無い。
傷は理不尽な程に治癒される。
「真城、アンタは突っ立ってるだけ? 」
「あっ? 」
「私は歩さんを探しに行きたいんです! でも真城さんを見捨てられないので早くして下さい!! 」
二人から何を求められているのか、すぐに分かった。
躊躇った。だが……生きていう願いと、帰るという言葉。
それが、足りない自分の心を、一瞬だけ普通の人間に近付けてくれた。
「怪異化……孤独の怪異 」
人の形が崩れ、地上では生きられないナマズのような姿に自分が変わっていく。
咲の背からは手が開花し、蝶のような羽となってその姿を飾る。
彩音の手はひび割れ、黒い百足が全身をまさぐるように這い回る。
「そこのぬいぐるみ 」
「っ!? 」
咲の言葉。怪異であるにも関わらず、血の通うぬいぐるみは怯えるように肩を震わせた。
「もう一度言うわよ……教えてあげる。際限の無い怒りを。一生忘れることの無い、子供たちの怒りを 」
もはやここに人間は居ない。
怪異と怪異、人が忌み嫌う恐怖と怒りだけが蠢く、怪と異変があるのみだ。
怪異化の詠唱について何も語ってねぇなそういえばばば
あの詠唱は自己暗示的なもんです
人の形をした自分を暗示で溶かしてこねて、トラウマの型に流し込んで怪異にするって感じです
ストームブレイカー作る時と同じですね
んで、真城くんには自分がないです
感覚的にいえば家猫の反対?
自分をずっと人でないと思ってる人みたいなもんです、家猫は自分を人間だと思ってるの反対的な? 感覚ムズい
なので詠唱が必要ありません
というか真城くんの内心を言語化するのがカスみたいにムズいです
すっげぇ頭ハッピーファックな時に死ねって言われたら、じゃあ死にマース!!ってなる感覚が常に起こってる感じなんです
なので仲間サイドで二番目に精神性が危ういです
あ、あと真城くんの孤独はわりと不理解に近いものです
理解者が居ない孤独ですから
でも不理解の怪異には近付けませんでした
彼の苦しみは怪異には理解されたので
人と怪異、その両方に理解されないものが不理解です
理解される不理解なんて矛盾してるだけですから
あと怪異は寄生虫みたいなものですね
カタツムリのアレではなく、魚の舌を切り落とすアレですね(名前忘れた)
なので餌が死なないように頑張ってます
人に好みがあるみたいに、怪異も恐怖の好みがありますから
ちななみに歩くんは不味いらしいです
哀花さんは寄生虫に寄生しようとしています
どっちが人間らしいんだろ〜




