2/24
第一章
お星さまだって空を飛びたい時もあります。
ずっとキラキラ瞬くのもいいですが、それでも満足できないことだってあるのです。
その果てを目指して。
これはそんなお星さまのお話です。
ある空にホズというお星さまがおりました。
ホズはその近くでは一番大きい輝く星でした。
でも、体が大きいのできゅうくつにかんじていました。
ある時、どうしてもいられなくなって少し運動をしようと思いましたが、なんとはじけとんでしまいました。
ホズはバラバラになって、たくさんの小さな自分に分かたれてしまったのです。
こうしてホズの旅は始まりました。