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第30話 閑話だ。とても短い 閑話だ。とても短い
「はあ、はぁ、」
解説娘ちゃんが、血塗れのナイフを握りしめて震えていた。
足元で、地の文が死んでいる。
「地の文が悪いんです……解説させてくれないから……2話続けて解説がなかったんですよ! 私がたくさん死にました! ところで小説とかのセリフ以外の文を『地の文』といいます」
ここは、第28話が終わったあたり。
解説できないことに業を煮やした解説娘ちゃんが、地の文を刺し殺したのだ。
殺されてるなら、いま語ってるのは誰なのかって?
死んでても語りくらいできるだろ!
ナイフ痛い。
「生きるためです。生きるためです。これから地の文になりすまして、第29話の語りをやってやります! 」
そんなわけで第29話の地の文は、実は解説娘ちゃんが語っていたのでした!
ちなみに29話が終わったあと解説娘ちゃんは逮捕されました。
地の文は温泉でカニ食って治りました。
めでたしめでたし。




