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第1章「新学期③」

 始業式が終わり、ホームルームが始まると目立つ様な事もなく、ただひたすらに時間だけが過ぎていき、自分の時計だけがゆっくりと回っているが、周りはせわしなく動いている。

 この摂北高校に入学したきっかけは、小学生の頃から取り組んでいたゴルフの推薦入学で、この地区随一のゴルフ強豪校だ。


1年の秋

 周りの期待が重荷となり、何もかもが上手く行かなった。

ホールスコアも落ちる一方。

パターも沈められない。

アドバイスを聞いても取り入れられない。

 部活を休むたびに部室に向かう足が朽ちて行き、明日は行くと言い聞かせながら休んでいたが、気がつくと部室に辿り着けなくなっていた。

それが、年末の話。

 授業中、こんな事ばかり考えている自分がいる。

 「過ぎた話と大人は済ますかも知らないけど、この高校で後2年も過ごすんだぞ?」

 「部活に居た先輩や同期との付き合い方が気まずい。気まずすぎる」

 「校内で出会っても会釈すれば良いのか?極力出会う事を避ける為、廊下にも出たくは無い……ましてや食堂は…気が引けてしまう」

 この状況を変えようとは思っているものの、どの様な結論がわだかまりを産まずに自分も楽になれるのかを悶々と考えていた」


 放課後、先生の呼び出しにより太一の悶々とした考えは打ち崩される事となった。

太一は放課後になり、陰に潜むように家に帰宅しようとしたところ、扉の前に体格大きな体育教師が前に立ちはだかった。

そして、その体育教師はゴルフ部の顧問でもあった。

「おい佐久良、ちょっと良いか?」

閲覧いただきありがとうございます。

温かい目で見守っていただけると幸いです。


書き方のコメントや、ご感想いただけましたら大変うれしいです!

次回の更新は、7/4(土)に更新させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。


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