プロローグ④「おみくじの確認②」
思わず安堵の表情をした。
その後もおみくじをめくってもあまり喜べない結果となり、凶・凶・吉・小吉・凶・半吉・吉・凶であった。
おみくじの結果は違うのだが、内容はほぼ似ていた。
「書いてることほぼ一緒だ……」
これが絶対に当たるおみくじの云われなのか、それとも偶然かは想像すら出来なかった。
・願望:望んでもいいことはないので、とりあえず神に祈りなさい。
・習い事:今は耐える時 / 近く変化があるでしょう
・待ち人:思いのほか近くにいる / すぐに現れるでしょう
・金運:お金は巡ってくるが、無駄遣いは慎むほうがよいでしょう。
待ち人は近くにいてすぐに現れる事は、夢見る青少年には希望だった。
まぁ、そんな事より大切なのは、部活の進退についてだ。
「部活は習い事だよな?」
習い事は耐え時と変化があるってか……なんとも切っ掛けとしにくい結果となったが
近く変化することがあるとプラスにとらえることにした。
他力本願で成就できるのかを神に聞きたいところであるが、そんな悠長に取り合ってくれる神はいないだろう。
「おみくじなんて、こんなもんだよな」
数が多くても運が巡っていないときはいい結果は出ないのだと諦めた。
結果が良くなかったおみくじを結ぼうと辺りを見回した。
するとさっきまでの熱視線は嘘のように、授与所の少女は肘をついて明後日の方向を見ていた。
授与所の目の前に、ちょうど鉄棒のような形をしたおみくじを結ぶ場所があった。
紐のようなものが垂れてはいるのだが、おみくじが引かれないのか一つもおみくじは結ばれていなかった。
凶のおみくじ4枚を紐に結び、本当に当たらない事を祈り、自転車を置いた所まで歩く。
鳥居を出るとクスノキが太陽を隠していたのか、陽が傾いて行く感覚もなく辺りは夕暮れに染まっていた。
そんなに夢中でおみくじを見ていたのか……手元に残っていた4枚のおみくじは財布にしまい
おみくじに800円捻出した事を少し後悔し始めた所で自転車にまたがり、帰宅の途についた。
「あー明日からの学校憂鬱だな」
プロローグ了
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これで、プロローグは終了になります。
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次回の更新は、6/29(月)の夜に更新させていただきます。
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