1話
試験的に書いているので、突然完結するかもしれません。
拙い文書なのですが楽しんで貰えたら幸いです。
2XXX年。機械が人間と共に働くようになった時代。
時代が移り行くとともに生活によりゆとりが持てるようになり、様々なものが新しく変わっていった。
そんな中あるゲームシステムが世界を驚かせていた。
それはあるゲーム会社が発表したもので、特製のヘッドギアを装着、ネットに繋ぐことで人の意識をコンピュータの中に送り込み、実際に自分が体験しているような感覚を味わうことが出来るといったものだ。
当然人気は爆発、多くの種類のゲームのタイトルが発売されていった。
その中でも一際人気であったゲームが存在する。
【All Vertex】
それは当時、日本の企業が発売したゲームであり、その内容はアクションRPGでプレイヤーは職業を決め、その特徴を生かしモンスターなどを討伐するといった普通のジャンルであった。
しかし【All Vertex】は他のゲームとは決定的に違う部分があった。
それは地球1つ分はある広大なマップに、多種多様にある職業。またプレイヤーのプレイスタイルの豊富であり、ある職業に特化したり、器用貧乏にしたりなど多くのスタイルをとることが出来た。
そんなゲームであるからこそ多くのプレイヤーを虜にしていった。
この物語の主人公である佐藤拓真もその一人だ。
佐藤拓真は独身であり、魔法使いになるまであと1年と彼女いない歴=年齢の冴えないおじさんだった。
そんなこともあってかゲームへののめりこみは凄く生活している時間と仕事以外はゲームといった生活をしていた。
ボーナスももちろん課金ガチャにつぎ込み、多くの時間とお金を【All Vertex】に捧げていった。
いつしか彼はゲームのトップランカーの一人として名を広めていた。
彼のアバターはドイツを彷彿とさせる軍服を着ており、手には武骨なガントレットを嵌めていた。それらを黒を基調とした色で統一しており、僕が考えたカッコイイ服装(笑)のような痛い恰好をしていた。
しかし彼自身はそれがいいと思っており、そんな彼を笑ったものは残らずボコボコにされた。
そんな彼のプレイスタイルだが接近戦を主体にしており、戦士系の職業を主に納め、魔法も併用するスタイルで、特に1on1では負け知らずであった。
これはそんな彼が変わらない毎日を送っていたのだったが、予期せぬ事態に巻き込まれ、一癖二癖もある毎日へと変わっていった物語。