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病気との付き合い方

持病の病名がはっきりと解った時は、今までは只の体調不良かなぁ病弱なせいかなぁと思っていた事にちゃんとした原因を見つけられたような気がして、少しホッとした気持ちもありました。



検査後に病名と対処法を教えてくれた先生に因ると、睡眠不足や不規則な生活を続ける事、ストレスを感じる事などで頭の中にあるのう胞が脳を圧迫し、頭痛・右半身痙攣・眩暈・嘔吐と言った症状を引き起こす事が解りました。


脳が酸素不足に陥るような激しい運動は極力控えるように言われ、頭に強い衝撃を与える危険があるようなスポーツ、例えばボクシングやラグビーのような激しいスポーツもしないようにとも言い含められました。


のう胞が徐々に大きくなってくる場合は頭を開いて病変を取り出す手術をする必要があるようですが、私ののう胞は今の大きさのまま変化がなければ開頭手術をせずに、これからもこの病気と上手に付き合っていくしかないものでした。



持病が解ってからは、何かあっては大変なので大事を取って制限する事が増え、残念に感じるようになりました。


睡眠不足にならないように日々気を付けてなるべく規則正しい生活をするよう心掛け、そんな風に注意していても我慢できない程の頭痛が起こった時は処方された鎮痛薬を飲む事もありました。


鎮痛薬を飲んでも効かない時は一日中寝たきりの状態で安静にする事も。


のう胞との因果関係ははっきりとは解りませんが偏頭痛に襲われる事も相変わらずで、急な体の変調でお仕事を休んでしまったりした事もありました。


気圧の変化に敏感で気持ち悪さと頭痛が襲い体調不良になる事もある為、友達に海外旅行に誘われても長時間の飛行機が怖くて国内旅行しか楽しむ事ができませんでした。


毎年友達と冬のシーズンはスノーボードを楽しんでいましたが、転んで倒れた時に頭を打つ可能性もあるのでアウトドアな遊びは控えるようになってしまいました。




病気を重荷に感じる事が多くなり友達と一緒に夜更かしできない時などは、より一層強く思う時もありました。





こんな病気が無かったら良かったのにって。






それでも私はこの病気と生きていくしかないんだから、早めに持病の事を話してコウイチさんに聞いて貰わなきゃ駄目だなぁと思っていたところ、3回目のデートの時にコウイチさんから結婚を前提にお付き合いをして欲しいと言われてしまいました。


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