第4話 人間始めます!
普通の人間に戻りつつある天水だったが今後のことを考え龍夜は 順 と 鶴華 の2人を呼び話し合うことにした。
俺たち4人は天水がこれからどうするかについて話あった。
物も持てるようになり姿も見えるようになったから普通の人間として生活するべきか?
それともまだ秘密にしておくべきか?
天水の意見を優先すべきだが今後のことも考えいろいろと話あった。
順は
「安全面を考えてまだ秘密にしといたら?」
鶴華は
「足が人間の頃のように戻ってから外に出るべきだよ。このままだと外で見た人がパニックを起こしちゃうかも。」
2人の意見は俺も天水も大賛成だった。
そして日も暮れ、話し合いもひと段落した。
話し合った結果、天水はある程度人間の体に戻るまでうちで暮らす事になった。
両親ともにいないので親の部屋で寝るように天水に言う俺だったが一緒の部屋がいいと断られてしまった。
弟もいるためむやみに別の部屋にして見つかるとまずいかもしれないと言う事で俺も了承した。
順と鶴華も毎日ではないが時折様子をみにくると言う事で第一回天水について語ろう会が終わった。
2人を玄関先まで送り届け道に出た時1人の少女が走っていくのが見えた。
俺はそれが誰なのかを後ろ姿を一目見ただけでわかった。
そして今までの行動パターンから俺はポストを見た。
「やっぱりか。」
そこには俺のことをずっと追いかけ回してくる 一ノ瀬 真帆 からの手紙が10通ほど入っていた
………
僕の名前は 一ノ瀬 真帆 (いちのせ まほ)
僕はオカルト研究部の女子部員の1人。
そして僕は今を恋をしている。
それは隣のクラスの伊武島龍夜くんにだ。
彼との出会いはある日の放課後やった。
僕が落としたハンカチを拾ってもろた時だ。
僕にここまで優しくしてくれる年の近い男子に生まれて初めて出会った。
恋に落ちると言うのを初めて感じた。
でも龍夜くんには彼女がおった。
それでも僕は構わないと親友の古藤柚香(ことう ゆずか)にいつもどうしたら振り向いてくれるのか相談している。
「柚香どうしたら龍夜くんをわたしのものにっあ間違えた振り向いてくれるんかな?」
「まずは天水って子をなんとかしないとダメだったけど今はもういないからね。そうだ!慰めるフリして近づいたら?」
「それが1番良さそうだな。よし早速明日試そう。」
そして僕は早速手紙を書いて届けることにした。
でも1週間待っても返信はおろか避けられているように感じた。
それでも手紙を出し続けた。
毎週いや毎日出した。
でもやっぱり返信はなかった。
僕は我慢ができず龍夜くんの家に行くことにした。
チャイムを鳴らし待った。
玄関が開い。
「龍夜くん。」
「真帆さんか。何の用ですか?」
「今日聞きたいことがあって来た。」
「実は俺も前々から言いたいことがあるんだ。」
「何!?先に言っていいよ」
僕は思い切って来てみてよかったっと思った。思いが届いたのだと思った。次の言葉を聞くまでは。
「もうあんな手紙、出さないでくれ。」
「え?いまなんて、、、」
「だから毎日のように手紙出すのはやめてくれ、というかもう俺に関わらないでくれ。」
「どうして…どうしてなの?僕はこんなにも君のことを思っているのに心配しているのに?どうして?」
「俺のことを思っているだと、だったら尚更手紙を出すのはやめてくれ迷惑だ。」
「わかった。僕は君の嫌がることはしない。」
「わかってくれたんならそれでいい今日はもう帰っ」
「でも…手紙。ちゃんと読んでくれたんだよね。」
「え?」
「なら僕の気持ち、わかるでしょ?」
「はぁ?何言って、」
「僕ね、ずっと君のことが好き好き好き好きで大好きなんだ。」
「…」
「それにもうあの女はいないじゃあない。だったらいいでしょ。」
「僕は君の趣味に合わせる。それに僕もアニメは大好きなんだ。いっぱいアニメの話もしよ。君の理想の彼女になるから、だから」
「いやそういう問題じゃあない。」
「だったら何?君はどういう女の子が好きなの?僕みたいなオカルト女子はやっぱり嫌いかい?」
「だからそういう問題じゃあ」
「わかった。今日は帰ります。でもまた来ます。僕は諦めません。」
「もう二度と来ないでください!」
そういうと龍夜くんは玄関を閉めた。
僕は絶対に諦めない何が何でも君を僕のものにしてみせる。
どうもお久しぶりです。イヴです。今回はちょっと今までと違う展開にしたいと思い新キャラを追加してみました。もともと平和な恋愛ものにするつもりでしたが。やっぱりこういう展開があった方がいいかなと思い頑張って書いてみました。普段こう言ったシリーズものの4話目を作るときに失敗したしがちなのであまり自信はありませんが楽しんでいただけたら嬉しいです。今後もよろしくお願いします。




