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第3話 懐かしい声

注意 誤字脱字をよくしているのであれば報告していただけると幸いです。


前回を読んでいただいた方本当にありがとうございます。今回が初めてという方は是非1話と2話も読んでいただけると嬉しいです。

久しぶりに天水と再会した、順と鶴華。

夜も遅いということで今日は帰ってもらうことにした。

無事に2人は天水と再会できたし女神様の言ってたことが本当で効果も実証できたので今回はよしとしよう。


帰り道…


街灯に照らされて見えた天水の体に少し色が付いているように見えたが気のせいだと思い深く考えるのはやめた。


次の日…


今日は日曜日ということで2人を家に呼ぶことにした。


昨日の件もあってか2人ともすんなり OK してくれた。


2人が来るのは昼過ぎということもありなにかやることがないか下に行こうとすると自分の部屋から大きな音がした。

何事かと思い急いで行くと天水がおでこを擦りながら座っていた。


「だ、大丈夫か?」


「うん、幽霊だから神経ないしね」


「そ、そうか大丈夫ならいいんだ」


幸い今は親が2人とも仕事関係でいないため家には俺と天水だけだった。

俺には弟がいるが朝から出かけているらしく今はいないようだ。

そして天水の体をもう一度見たとき昨夜の事を思い出した。

天水の体が半透明から少し色が付いていたのだ。


「天水、お前ちょっとそこに落ちてる鉛筆拾ってくれるか?」


「りょうくん、私は幽霊で物が持て…た!?」


「やっぱりか」


「見てみて、私、幽霊なのに物が持てるよう!」


「昨日の満月で他の人にも見えるようになっただけてなく人に近づいたって事か」


「だからさっき壁にぶつかったのか〜てことはりょうくん、私たち 手 繋げるしできなかった キス だってできるね!」


「そうだな〜って キス!?」


確かに物に触れられるんなら肉体的接触も可能か…ん!待てよてことは性行為も可能ということ?人類初の人と幽霊の子?


「そう、キスって聞いてるのりょうくん?試しに 手 繋いでみる」


「おう」


そして俺は天水に自分の右手を出した。

そして案の定繋げた。


「手が繋げったてことは、 キス もできるしもしかしたら私たち子供も作れるかもね!」


「そうだな〜子供っておい今なんって言った?」


さっきまで俺の考えてたこと全部見透かされてる、まさか顔に出てたのか?それともたまたまか?


「そう子作り!」


「笑顔でそんなこと言うんじゃあありません!」


「は〜い、それにこの足だとしづらそうだし、でもできたら人類初の人と幽霊の子ってことで歴史に名が残りそうだよね!」


確かに天水の言う通り今の天水には 足 と呼べる物がない(正確には繋がってる)というか俺は何を考えているんだ。


「そんな目をキラキラさせながら言われても男として答えに困るぜ…」


俺と天水は新たな発見をしてそれについて話していたらあっというまに昼になっていた。

玄関のチャイムが鳴った。

ドアを開けるとそこには鶴華が立っていた。


「来たよ、龍夜くん」


「おう、上がってくれ」


そう言って鶴華を家に上がらせると


「ねえ、天水ちゃんは?天水ちゃんはどこ?」


「ちょっと待って今呼ぶっても来てるじゃん」


「鶴ちゃん、昨日ぶり!」


「天水ちゃん昨日ぶりって触れる?どうして昨日はそんなことできなかったのに?」


「実はね…」


と鶴華に昼前の話をした。(子作りの話を除いて)


「へ〜そんなんだ、だから今は触れるんだね。でもなんで昨日は触れなかったのかな?」


「ゆっくりと効果が現れるんじゃあないか?」


「そういうことだから昨日時点ででは完全ではなかったってことね」


「まあ、順が来たらまた詳しい話をしよう」


ピーンポーン


「噂をすれば」


ガチャ


「よう、順遅かったな」


「悪い悪いちょっといろいろあって遅れた」


「まあいいや、鶴華もうきてるから早く上がれよ」


「まあそう急かすなって」


そして4人揃った。


「ということです第一回 天水について語ろう会はじまりはじまり〜」


「いえーい」

「いえーい」

「いえーい」


「みんなノリ悪いな、天水まで…」


と4人で今の天水について語る会が始まった。

どうもお久しぶりです、イヴです。今第3話、読んでいただきありがとうございます。またまだ1話2話を読んでいないのに読んでしまった方是非1話と2話も読んでいただけると嬉しいです。不定期ですがこれからもよろしくお願いします。

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