第2話 友とメロンパン
注意 誤字脱字をよくしているのであれば報告していただけると幸いです。
前回を読んでいただいた方本当にありがとうございます。今回が初めてという方は是非前回も読んでいただけると嬉しいです。
天水がこの世に戻ってきて数日が経った。
俺は普通に学校があるので天水に俺がいない間どうするのか聞くと
「ついてく行くよ!」
といい普通に学校に登校している。
まあ他の人には見えていないが…
俺が学校に着き席に座ると親友の富山 順と書流 鶴華が来た。
親友の順は俺と違い頭も良く英語がどの教科よりも優れていていつも100点を取るような天才だ。
後制服っ娘で無類のポニテ好きだ。
そんな順と仲良くなったきっかけはアニメやラノベの話だ。
そして鶴華ともアニメの話で盛り上がって仲良くなった。
鶴華も順同様成績優秀でポニテの似合う可愛い女の子で天水とも親友だった。
「なあ龍夜昨日の 紅き使い魔のラグナロク 見たか?」
「昨日は忙しくて見れなかったは。でも録画したけどな」
「私さあ、昨日の回に出てきた幽霊使いの女の子好きめっちゃ可愛いと思うだけど」
「確かに鶴華はオカルトマニアだからそういう系でかつ幼女、好きだよな」
「どんな子なんかめっちゃきになるな」
「ワイはあの覚醒したヒロインの深雪が可愛かったかな〜」
「まじで深雪覚醒するの?」
「そうそうそれになんといっても…」
「ポニテだったのが一番の理由でしょう」
「ちょっ鶴華それワイのセリフ、なんだけどな…」
そんな他愛のない朝の会話をしているとチャイムが鳴った。
それから普通に授業してあっという間に午後になった。
天水には学校に来てもいいとはいったがあまり喋らないように言い聞かせてあったので学校では後ろからついて来るくらいだった。
すると天水が急に目の前に来て
「りょうくんそういえば明後日満月だよ〜」
(そういえばそうだなこの際だから順と鶴華を誘ってみるか)
俺はそんなことを考えながら天水の言葉に頷いた。
放課後…
「なあ順に鶴華、ちょっと話があるんだけどいいか?」
「いいよ」
「なあにい?」
「明後日暇か?」
「うん、私予定ないよ」
「ワイも何もないかな」
「ちょうどいいや、夜にちょっと集まって欲しいんだけど聖公園来れる?」
「いいぜ」
「いいよ」
「で、時間は何時だ?」
「私も夜遅すぎてもまずいから先に時間だけ教えて?」
「夜の11時に聖公園の中央広場の噴水前集合でどう?」
「おけ」
「ちょっと難しいかもだけど、了解頑張って行くね」
「でも1つ聞いていいか龍夜?」
「なんだ?」
「どうして急に聖公園なんて行こうと思ったんだあそこは確か…」
「天水ちゃんとの思い出の場所でしょ」
「ちょっまたワイのセリフを…まあいいやでどうしてだ?」
俺は適当な理由つけて天水のことは話さずに2人来るように言った。
そして当日…
「ねえりょうくん、一昨日も聞いたんだけどさーなんで2人を呼んだの?」
「女神様の話が本当なら今日の満月ので人に近づくはずだろ」
「うん」
「てことはもしかしたら2人にも見えるようになるかもしれないだろ」
「確かにまたあの2人と話せるだね!」
「試して見ないとわからないけどな」
そして噴水の前についた時には約束の時間の2分前くらいだった。
「それにしてもまだみんな来てないな〜」
「そうだね」
「ちょっと時間にルーズすぎないか?」
「何独り言言ってんだ龍夜?」
「おい時間ギリギリだぞ順、後は鶴華だけだな」
「ごめーん遅れた」
「ギリギリセーフだな鶴華」
「お前がいうなよ順」
「まあそう言うなって龍夜、それより鶴華その犬は?」
「この子最近飼い始めペットのメロンパンちゃん今は親が出張中で家に誰もいないから連れて来た」
「すごい名前だなでもさっきからやけに落ち着かない様子だな」
「そうそう公園の近くに来たら急に走り出してついてくのに苦労してやっとここまで来れたって感じ」
「そうか、お疲れさんじゃあちょっと休憩がてらおしゃべりでもするか」
「そうだな満月も綺麗だしちょっとだけ休むか」
そして俺たちは噴水前ベンチでたわいもない思い出話していた。
「ちょっと待ってもう12時じゃん、早く帰らないと」
「ワイもそろそろ帰るか」
「待って2人とも!」
帰ろうとする2人を呼び止めたその時、メロンパンが吠え出した。
「ちょっとメロンパン近所迷惑でしょ、それより何にほえて…天水ちゃん?」
「どうした鶴華…雨音さん?」
「ただいま2人とも」
天水がそう言った瞬間、鶴華が前に出て天水に抱きつこうとしたがそれはできなかった。
どうやら女神の言っていたことは正しかったようだ満月の夜時間は12時であってるようだ。
「おい大丈夫か鶴華?」
「すぅーととうり抜けたな」
「どうやら見えるようになっても触れることはできないみたいだね」
「ううん、別にいいよ天水ちゃん戻って来てくれただけで嬉しいよ!」
鶴華は感動のあまり泣いているようだ。
順もよく見えないがほんの少し涙が見えた。
「じゃあ改めて、ただいま、順くん、鶴ちゃん」
「お帰り天水ちゃん!」
「お帰り雨音さん!」
どうもイヴです。今後はハーメルンで本格的に書いていたこちらも載せていくつもりなのでよろしくお願いします。
先ほども言いましたが「ハーメルン」の方でも執筆中です。そちらではすでに14話まで上げてあるので続きが気になる方ぜひそちらでも読んでいただけると幸いです。




