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第14話 苦手なものと準備

学園祭でのクラス発表がお化け屋敷に決まりどうするか考えていた伊武島龍夜いぶしまりょうや雨音天水あまおとそらみ

しかしそんな事を考える暇もなく突然龍夜の親が帰ってきた。

テンションの高い両親はあっさり天水の事を受け入れ天水の両親とも仲良くなり龍夜と天水の関係はより一層深まったが…


両親が仕事の為、再度家を出てから2日が経った。

そして今はというと…大雨の中ダッシュで家に帰っていた。

今日はちょっとした野暮用で天水とは帰らず先に帰らせた。

が、用事も済み後は帰るだけというところの帰り道通り雨とご対面というわけだ。


「天気予報降らないって言ったじゃあねかよ。ちくしょう」


普段は折り畳み傘を常に鞄に携帯していたが、今日はあいにくの持ち合わせていなかった

最近ついてなさすぎてマジでヤバイ。

いったい俺の運はどこへ言ってしまったんだ。


「帰ってきて、俺の運ー」


そんな独り言は雨と雷でかき消された。


………


無事帰宅できた。


「ただいま〜」


返事がない。

弟の昌和よしかずは今日から学校の合宿で2週間ほどいない。

いや中学生の合宿にしては長すぎだろと思いつつも昌和は俺と違い私立の中学の中でも変わった所に行ったので普通と違うのは仕方ない。

しかし偏差値諸々あいつの学校はかなりハイレベルだから何も言えん

兄ながら学力で劣っているのが悔しいがどうこう言っても仕方ない。


「天水?いないのか?」


おかしい先に帰っているはずの天水から返事がない。


「天、」


ドォーンゴロゴロ


俺の呼びかけは雷によってまた消された。


「りょ…く…」


すると微かに2階から声がした。


「2階なのか?今行く」


階段を上がり自分の部屋を開けようとドアに手をかけた時ふと思った。

いや2階から声がしても俺の部屋とは限らない。

でもどこの部屋かなんかわからんしな。

そう悩んでいると。


「りょうくん、早く来て‼︎」


今度ははっきりと大きな声で目の前の部屋から聞こえた。

部屋合ってたは。


「わかった今行くから」


必要以上に急かしてくる天水に返事をしつつドアを開け中に入ると

俺のベットの上でまだ暑いのにもかかわらず布団に包まり顔だけを覗かせた天水がいた。


「おい、どうした?大丈夫か?」


「あのね…」


天水が何かいいかけた瞬間外が光った。来る。


ゴロゴロ


「ひぃっ」


うん?今可愛らしい声がしたが。

声の主であろう天水を見ると両目を閉じプルプルと震えていた。

なんかかわいいな。

いや違うだろそんな事考えている場合ではない。


「天水、お前もしかして雷が…」


「そ、そうよ。私雷が…怖いの」


何これ俺の彼女超かわいいんですけど。

こんな天水初めて見た。

そうだ普段あんまりそういうことしてないがこんな時こそ彼氏らしく


「天水、俺がそ…」


「りょうくんこっち来て」


あっちから誘ってきた。

俺から言ってみたかったが、まあいい。

言われるがまま俺は天水に寄る。


「りょうくん…」


やべぇなんかドキドキしてきた。

これくらいで狼狽えるな。

期待と緊張を胸に天水に聞き入る。


「あのね…」


「うん、なんだ?」


ピカッ


また外が光った。


ゴロゴロドカァーン


「もういや…雷怖い」


あぁぁぁやべぇマジでやべぇ可愛すぎる。

俺の語彙力が麻痺した。


「それでどうした天水?」


「えっとね、歌って」


「え?」


「雷怖いから大きな声で歌って」


「え?」


「その、イヤホン壊れてて」


「そ、そうかでも耳塞ぐとか」


「塞いでも聞こえてくるから…」


確かに音は今までの雷とは段違いで違う。

かなり近くで落ちているんだろう。

でも大きな声でって近所迷惑じゃこの雨の音とか雷とか色々あるし大丈夫か。

隣の家とも距離あるしな

それにそんな顔でお願いされたら断れん。


「ご希望はありますか?」


「じゃあアニソンとボカロ」


「いいよ」


それから俺はリ○ロやガル○ン、エロマ○ガ先生などのopやebゴーストルー○やヒカ○証明論、ロ○オなど色々歌った。(歌わされた)

もう何曲歌ったかわからない。

気づけば、雨も止み外から音がしない。

隣を見ると天水は、寝ていた。

おいおい、俺の最高の歌を聴かずそれにお前から言っておいて。

でも、その寝顔が見れただけで、十分かな。


「へっくしょん、うんー」


風呂入ろ。

天水を横にしてベットに寝かせた。

そうだ、風呂行く前に一応。

俺は天水の寝顔の写真を撮った。


後に本人バレ怒られたのは撮ってからそう。経たない日だった。


………


「で、俺にお化け役をやれと」


「いいでしょう。どうせあんたが最初に言ったんだからいない分の補いでね」


急に室長である東山薫とうやまかおるが言ってきた。


「いや、いいけどよ。もうちょっと頼み方ってものが」


「うっさい、いいから取り敢えずこれ、お化けにも種類あるから希望の方にチェック入れといて」


「いやちょま」


「んじゃよろしくね〜」


紙を置いて薫はどこかへ行ってしまった。

ほんといつも強引だ。

まあ裏仕事とか嫌いじゃないないからいいけど。

受けた以上最後までやりきるのが俺だ。


「はぁ天水にお化けについて聞こ」

イヴです。最近この小説を書くのが1番楽しいなと感じていますイヴです。

まあ最近読んだラノベの影響でこう言った感じのものを読んでいたので読んでても書いてても楽しいですね。

そろそろ3万字を超えるので頑張っていこうと思います。これからもよろしくお願いします。

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