王様万歳!! 1
クズメロス
メロスは気まぐれで王の暗殺に繰り出して失敗した。
事の始まりから順に説明していこう。
妹が結婚する。メロスは祝いの品を用意していない。買いにいかされる。街で王の蛮行を知る。こいつぁダメだと思う。王の殺害を企てる。
だがメロスは憲兵にあっさりと捕まった。王はメロスの無謀な行動に懐疑し焦燥してメロスを前に連れてこさせた。あろうことか、メロスは最低な命乞いをした。
「セリヌンティウスという女を好きにしていいので、自分のことは許してください。好き同士を引き裂いて寝取るのって最高じゃないですか?」
真性のクズである。なお全身全霊の土下座をしつつの発言だ。
セリヌンティウスは確かにメロスに恋する幼馴染みだ。だが好き同士でもない。嘘の理由は王様の寝取り趣味を知っているからだ。
クズだからこそ、わかること。
「最期の頼みだ、少しは汲んでやろう。その女を人質に三日だけ自由にしてやる。……四日の朝に必ず殺すぞ。女を殺されたくなくば、四日の朝には戻ってこい。」
何やら試すようなことを言う王様。被害妄想の塊な王様は、人を信じたいようだ。
そして連れてこられるセリヌンティウス。
「お主がメロスの女か。」
「メロスの女!!えぇ、えぇ!えぇ!えぇ!!わたしがメロスの女よ!!」
事情はあらかた聞いていて、メロスが自分の女だというような主張をしたことがかなりお気に召したようだ。人質になることを快諾してしまう。哀れ?




