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走れよメロス 4
妹は入院、母がその付き添い、父は仕事。本来ならメロスは部活となるが在宅。しばらくして、部活が終わる時間になった。そしてかかってくる電話。陸上部部長からだ。名前で登録してあるものだからメロスは一瞬、誰だこいつと思ったがそれは伏せておこう。
『もしもし、メロスだな?』
「はい、ご用件は?」
『退部届が出せない間くらい練習に来たらどうだ?』
「嫌です。失礼します。」
メロスは制止の声に耳を貸さず電話を切った。なんだかんだメロスを気にかける人は多いようだ。すぐかけ直されてきたがメロスは即座に電話を切った。あまりにしつこかったから、終いには電話線を抜いた。




