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guardian  作者: 大林やも
出会いの春
3/6

第1話 卒業式、少女だけの過去バナシ。

主人公と中学校で仲が良かったナツキ(ツンデレ少女)とミニム(おっとり少女)は親友です。ヾ(≧▽≦)ノ高校からは特殊な高校に通うので戦いありです。٩( ''ω'' )و 残酷な感じのはあまりないのです。(^_-)-☆ いよいよファンタジーになってきております!(^^)v 炎や水などなどアクロバティックな世界をごらんあーれー⊂⌒~⊃。Д。)⊃ まだですけどね!(*^-^*)

つまらない人生に唯一楽しいと思えるひと時がある。それは友達と話すこと。


今は卒業式の真っ最中なんだけど、あたしら親友三人組は『私立付属聖霊守護高等学校』、通称聖守高に行く。よくわかんないけど親無し子のあたしたちにはもってこいの条件付き。そんな条件は…


1、必ず親がいない 2、身内がいない 3、お金がない 4、中学生 5、寮生活ができる人


完璧。テストもやらなくていいし学費も掛かんないし、友達と過ごせる。

でも、一般の子には手紙は届いてないみたい…どうしてだろうか?まぁいいけど。

いかにも怪しげな手紙だったけどつい志望してしまったあたしたち。

これからどうなるんだろう…?


「藤堂エリカ」


「ひゃいっ!」


つい噛んじゃった…恥ずかしい…。


「あなたは、_…」


先生こと禿げオヤジ教頭が喋ってる間、パパとママとことを思い出していた。


後ろの席に、本当はいるんじゃないかって、そう思った。

でも、数年前に二人はユリお姉ちゃんとツバキお兄ちゃんの元に行ってしまった。


もう運命なんて変えれないよね…変えれたらいいのに。なんてね。


「_…おめでとう」


そう聞こえると、さっさと舞台から降りて、席に着き、再び考えることにした。



「いい卒業式だったわね!、エリカのおかげで。」


「ちゃかすなー!」


この茶化してくる人、とゆうか親友は、茅野 ナツキ。親がいないことで知り合ったんだ。

一年生からずっと友達!!


「あはは、ナツキちゃんとエリカちゃんは仲いいなぁ」


このおっとりさんが坂田 ミニム、名前の通り、すんごいマイペース。ちなみにミニムは二分音符って意味だからね、のんびりしてるね。


「高等部でも仲良くしようね!!、とゆうか、絶対怪しいけど高校ライフ、楽しもう!!」


「ええ、もちろん、しないなんて言ったら鉄拳制裁よ?」


「逆にいうわけない~!」


笑って過ごせるのもあと少し、幸せな日々、待ってますように!!



卒業式は終わり、私の家でお泊り中!これで中学最後のお泊り会だから張り切っておふとんほしたんだぞ!!あ、聞きたかったことあった…そういえば。聞いてなかったな。


「そういえば私しか過去のこと言ってないよね?」


「そうね、じゃあ私も言うわ」


「ナツキちゃんの後に言うね」


ぱっぱと進めるのはあたしたちのいいところ。うん。


「じゃあ私から_…」


3年前、筒野宮市で起こった大火災で家族5人が死亡、ちいさな猫により、女の子が一人だけ救われたが、この世に取り残された。


「おいおい、茅野婦人よぉ、てめぇの夫に貸した金が返ってこねぇんだけど?まじふざけんなよ!!」


そう詐欺師がいうと、お母さんを蹴り飛ばした。


「ああっ!!」


「お母さん!!」「母さん!」「母さん…?!」


「ナツキ!ハルキ!マキト!きちゃだめ!!」


その時お母さんは負けずに詐欺師とぶつかっていたけれど、夜遅くに仕事で帰ってきた父は暴力の限りを尽くされている母を見る限り、詐欺師の仕業に違いない、そう思ったそうだった。


貸した金、そういっていたけれど。貸してもらった覚えはない。私でもわかることだった。


ハルキとマキトは私の弟だったんだけど、お父さんとお母さんと寝ているため、私は猫のペットのオイチと寝ていたし、家族のだれよりも可愛がった。


ところが、深夜に私の家の火災警報器が鳴った。


「火事だー!!火事だぞー!!」


「怖いよー!!」


と外で大きな声が騒々しかったから窓を見たら、火があたりに回っていた。

自分の判断で窓から飛ぼうとおもったけれど、やっぱり家族のことが心配になって後戻りしてしまった。


「助けてー!!」「おねーちゃぁん!!」


二人の弟の声が聞こえた。こうしちゃいられない…!


「待ってて!!すぐに助けるから!!」


火の回り方も尋常ではないのに、わたしは弟と親を助けることを優先とした。


「ゲホッ、ゲホッ…ハルキ…?マキト…?お母さんお父さん…?」


寝室の内部まで来たのに、姿は見えなかった。


「ねーちゃん!!ねーちゃん!!」「怖いよ!!」「逃げなさい!!」「早く!!」「もうすぐここは焼ける…!!お前だけでも逃げろ!!」


「無理だよ!!ほっとけないよ!!」


「ナツキ!!!」


せっかく助けに来たのに… そんな、そんな!


チリリン、チリリンと鈴の音が鳴った。

まさか…?


「にゃぁーん…」


「オイチ!?」


そこには、真っ黒なオイチがいた。


「ほら、迎えに来てるぞ。」


「やだ!!お父さんたちも…」


プスプスと天井が倒れてきた。もう逃げ場はなくなった。


「…逃げろ、それが遺言だ…。」


「み、みん、みんなっ…!!やだああぁ!!」


「にゃぁーん」


すたすたと歩くオイチに私は追ってった。


「待ってよオイチ!少しは…。」


そこには、人間の群れができていた。いつのまにか外に出たようだ。

騒ぐ人たち、警察、消防車、救急車。…ほかにもいっぱい。


「猫が少女を助けたぞ!!!」


「素晴らしいことだ!!」


報道人の声と、カメラのフラッシュが鳴りやまない。


「君、ほかの家族は?」


今聞かないでほしかった。目の前で失ったものを。 


その時、私はオイチに初めてありがとうって思えた。かけがえのない日はもう戻ってこない。きっと、家もなくなるし、親戚も家族ももちろんいない。


オイチ、だけいればいい…から…、から…?

そう言い終わるまでにオイチは倒れてしまった。


「オイチ!?しっかりして!!オイチってば!!オイチまでわたしを置いていくの!?ねぇ!!家族のままでいてよ!!お願い!!」


チリン、


最後に少しだけ、温度が伝わった。オイチの最後だった。


「もう私から、かぞくを奪わないで…!!もうっ…もう…!!!」


私は泣き崩れた。もう何もないこの世界で、どうやって生きてけばいいの…?


「これが私の過去…。」


「意外と深かった…とゆうか泣ける…」


「なんか私だけハブですな…。」


「どういうことだよ?」


シュンと肩を窄めるミニムに問いかけた。


「一言でいうと、私の過去には親が死んだとかそういうのはないと思って…。」


「へ?」


「へ?」


そりゃあ二人とも同じ反応だわな。不意打ち効きすぎたわ。


「じゃあ、つまらないわたしの話を教えましょう…!」


「お、おう。」 「う、うん。」


どういうのが来るかなこれ…。謎すぎて逆に気になる!!

このおっとりに隠された秘密って何!?








私事ですがなっちゃんとみー、あとエリカの紹介とか描きます。|д゜)

雑なんであんま気にしないでね!( ˘•ω•˘ )

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