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異世界詐欺師のなんちゃって経営術【SS置き場】  作者: 宮地拓海


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【67話後感想返し】エステラ、偽物を装着する

ジネット「あれ、エステラさん。その胸に差さっているのは……?」

エステラ「あ、気付いちゃった? いやぁ、実はヤシロが作ってくれてね」

ジネット「やっぱり。ヤシロさんの造花なんですね」

エステラ「いいよね。枯れる心配もないからずっと付けていられるし、何より、永遠になくならないんだよ」

ジネット「そうですね。ヤシロさんが心を込めて作ってくれたと思うと、ひとしおですよね」

エステラ「や……いや、ボ、ボクは、別に、ヤ、ヤシロだからとか……そういうのは全然ないけどね全然うん全然!」

ヤシロ「じゃあ、ウクリネス辺りに技術を教えて大量生産してもらおうかなぁ~」

エステラ「造花の乱造は生花ギルドの死活問題になるからダメだよ!」

ヤシロ「……冗談だよ」

ジネット「でも、使いどころをきちんと分ければ、シェアを食い合わずに両者が共存出来ると思いますよ?」

エステラ「……なんか、発言がヤシロっぽいね」

ジネット「はい。ついさっきヤシロさんが言っていたことをそのまま真似っ子してみました」

エステラ「あぁ、やっぱりちょっとアホなところが可愛い」

ジネット「あの、今わたし、褒められました? 貶されました?」

ヤシロ「ただの事実確認だ。気にするな」

エステラ「でも、シェアの棲み分けってどうするんだい?」

ヤシロ「生花では耐えられない場所には造花を置いて、華やかさを演出すればいい」

エステラ「例えば、どんなところだい?」

ヤシロ「海漁ギルドの船とかな」

エステラ「そうだね。遠海に出れば一週間くらい海の上だし、造花があれば船内が華やかになるかもね」

ヤシロ「偽物の方が都合がいい時もあるんだ。何も本物にだけこだわり続ける必要もない」

ジネット「適度がいい、ということですね」

エステラ「なるほど。偽物でもいい場合があるのか……」

ヤシロ「だがなエステラ! これだけは覚えておけよ! …………ふっくらした偽物より、つるぺたな本物の方が価値がある! それだけは間違うな!」

エステラ「なんの話をしているのか、ゆっくりと話を聞かせてくれないかな? その際ボクは武器を所持するけどね…………」(ゴゴゴ……)←闘気







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