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異世界詐欺師のなんちゃって経営術【SS置き場】  作者: 宮地拓海


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【後日譚44話あとがき】ミリィと妹たちの、ゆるふわ甘々な職場

――三十五区、花園そばに作られた新しい建物


ミリィ「ぁの……みんな、がんばって」

妹「まかせてー!」

妹「新しいお仕事たのしー!」

妹「機械かっこいいー!」


――大きな金属の型を、ハムっ子たちがガコガコと揺らしている


ヤシロ「よぅ、頑張ってるな」

妹「あー、おにーちゃん!」

妹「がんばってるよー!」

妹「ころころ転がすのー!」

ミリィ「ぁ、てんとうむしさん。応援にきてくれたの?」

ヤシロ「おう。へぇ、これがノーマ特製、飴玉を一気に丸く形成する機械か」

ミリィ「ぅん。妹ちゃんたちが金型をころころして、きれいに作ってくれてるの」

妹「ほめられたー」

妹「きれいってー」

妹「みりぃちゃんもきれいー!」

ミリィ「ぁぅ……そういう意味じゃないんだけど……まぁ、いっかな。うん、かわいいし」

ヤシロ「なんだろうなぁ、このゆるふわで甘い職場……」

ミリィ「ぁ、味見、してみる?」

妹「「「するー!」」」

ミリィ「ぁう…………てんとうむしさんに言ったんだけど…………じゃあ、みんなで」

ヤシロ「ミリィも、妹たちには形無しだな」

ミリィ「みんなかわいくて……ふふ、妹みたいなの」

妹「「「ウチのお姉ちゃんの妹ですがー?」」」

ミリィ「ぁ、うん、そうじゃなくてね……」

ヤシロ「いいんだよ、ミリィ。そこまで深く考えてないんだから、こいつらは」

妹「「「深遠なるノリの境地ー!」」」

ヤシロ「浅い浅い! 全然深遠感ないから!」

ミリィ「それじゃあ、開けるね。もぅ、できたかなぁ~♪」


――ミリィ、嬉しそうに機械の蓋を開ける。立ち上る湯気と甘い香り


妹「わぁ~」

妹「いいかおり~」

妹「おなかが『くぎゅ~』ってなく~」

ヤシロ「それは何かの病気かもしれんぞ、気を付けろな?」

ミリィ「はぃ、てんとうむしさん(皿に載せた飴玉をヤシロに差し出す)」

ヤシロ「お、サンキュウ。(飴玉を一つ取る)おぉ、あったかい」

ミリィ「出来立てはあたたかいんだょ。そうでないと、固まっちゃうから」

ヤシロ「んじゃ、早速……んっ! 美味い!(飴玉『ころころ』)」

ミリィ「よかったぁ……じゃあ、妹ちゃんたちも、ど~ぞ」

妹「「「職務中なのでご遠慮さしあげるー!」」」

ミリィ「えぇっ!?」

ヤシロ「だから、ミリィ……深く考えんなって」

ミリィ「ぅ、ぅん……そう、する、ね?」

ヤシロ「しかし、立派な工場を立てたもんだなぁルシアのヤツ」

ミリィ「働きやすい環境を追及してくれたんだって」

ヤシロ「ミリィに気に入られたい一心でだな、きっと」

ミリィ「それで、その……気に入ったらずっと三十五区にいてもいいぞ……って」

ヤシロ「あっはっはっ。大丈夫だミリィ。あとでちゃんとぶっ飛ばしといてやるから」

ミリィ「ぁう……ぼうりょくは、ダメ……だょ?」

ヤシロ「ったく……ルシアの立ち入りを禁止にしといてホントによかったぜ」

ミリィ「ぁれ? そういえば……この工場、男子立ち入り禁止だったはずじゃ……?」

ヤシロ「そのルールはギルベルタに言って変更させておいた」

ミリィ「そぅ、なの?」

ヤシロ「あぁ。『変態の立ち入りを禁ずる』ってのにな!」

ミリィ「……それで、るしあ様が入れないって…………ちょっと、ひどい、かも?」

妹「「「おにーちゃんー」」」

ヤシロ「ん、なんだ?」

妹「「「…………入って平気なの?」」」

ヤシロ「ほっほ~ぅ、それはあれか? 俺が『変態』に該当するってことか?」

ミリィ「ぁ、ぁの、てんとうむしさん……妹ちゃんたち、ちいさいから、ね? ね?」

ヤシロ「大丈夫だ。俺も妹たちに酷いことはしたくない。…………だから帰ったらロレッタをイジメ倒すっ!」

ミリィ「そっちも……ほどほどに、ね?」

妹「こーじょーちょー!」

ミリィ「ぇう、み、みりぃのこと?」

妹「汗かいたー」

妹「おふろー!」

ミリィ「ぁ、そうだね。じゃあ、今日はもうおしまいにして、お風呂入ってきていいよ?」

妹「みりぃちゃんも一緒にー!」

ミリィ「ぇえ……また?」

ヤシロ「『また』となっ!?」

ミリィ「ぴぃ!? ……び、びっくりした、ょ……?」

ヤシロ「なんだ、お前ら。一緒に風呂に入ってるのか?」

ミリィ「前に、一度、ね?」

妹「こっちにお泊まりの時は、『ぎゅー!』って抱きついて寝てるのー!」

妹「みりぃちゃん、柔らかくてあたたかいのー!」

妹「いいにおいするのー!」

ミリィ「ぁ、ぁう、ぁの……に、においとか……言わないで……」

妹「「「みりぃちゃん抱き枕は最高の抱き心地ー!」」」

ヤシロ「よし、買った!」

ミリィ「ぅ、売ってないよっ!?」

ヤシロ「そういや俺も汗かいたなぁ……チラッ」

ミリィ「ぃ、一緒には、入れない、から、ね?」

ヤシロ「……妹( こそっと )」

妹「「「いっしょがいいー!」」」

ミリィ「も、もぅ! てんとうむしさんっ…………じねっとさんに言いつける、ょ?」

ヤシロ「なんでジネットなんだよ?」

ミリィ「他の人だと…………てんとうむしさん、怪我しちゃうから……」

ヤシロ「……うん。その気遣い、凄く嬉しいよ。優しいな、ミリィは……」

ミリィ「もぅ……えっちなのは、ダメ、だょ?」






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