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異世界詐欺師のなんちゃって経営術【SS置き場】  作者: 宮地拓海


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【後日譚38話あとがき】男子禁制ヒミツの花園にて、女子トーク

――陽だまり亭・ヒミツの花園


ジネット「どこですかっ!? ここ、マグダさんのお部屋ですよね!?」

マグダ「……ようこそ、男子禁制ヒミツの花園へ。ちなみに、お花はミリィに用意してもらった」

ミリィ「ぁ、ぅん。お花……たくさんもってきた、よ?」

エステラ「すご~く綺麗で、この花をただ眺めるための会なら非常に満足しているところなんだけどね」

ノーマ「マグダが招集をかけた会がそんな大人しいもんのはずないさね」

デリア「じゃあ、なんの話をするんだ?」

マグダ「……ここに、ドMのフリをしたドSがいる」

エステラ「ストップ! なんの話だい!?」

ナタリア「ドS……Sとは『スモール』の『S』……あ、エステラ様のことですね」

エステラ「ここにいるよ、ドS! ナタリアこそ、心の底からのドSだよ!」

マグダ「……否定。ナタリアは、たまに弄られると凄く恍惚とした表情を見せる」

ナタリア「覚えがありませんが?」

マグダ「……ヤシロに甘やかされて、それを誰かに見られるかもしれない状況で、ちょっと嬉し恥ずかしいなぁ~みたいなふやけた顔をさらしていたという情報が多数寄せられている」

ナタリア「多数ですかっ!? いえ、確かに、そういう状況もかつてあったかもしれませんが!?」

エステラ「へぇ……ナタリアって甘えたいタイプなんだぁ……にやにや」

ナタリア「なんですか、エステラ様。性格も胸もドSになりたいんですか?」

エステラ「マグダ、やっぱりナタリアはドSだと思うよ!?」

マグダ「……ナタリアはM。これは揺るぎない事実」

ロレッタ「じゃあ、この中でSというと……デリアさんですかね?」

デリア「あたいか? そ~かなぁ? 自分じゃよく分かんねぇなぁ」

ロレッタ「ちょっと想像してみるといいです。もしオメロさんに『このメスブタ!』って言われたらどうするです?」

デリア「……洗う。骨の髄まで洗い尽くす」

ロレッタ「怖いです!? 殺気が! 夥しい量の殺気ですっ!?」

デリア「あたい……ちょっとオメロと話をしてくる」

ロレッタ「想像ですよ!? 実在のオメロさんはそんなこと言ってないですっ!」

マグダ「……では、もしヤシロに『このメスブタ』と言われたら?」

デリア「なんだよぉ、ヤシロ~。酷いこと言うなよなぁ~、もう! あたいクマだぞぉ~!」

ミリィ「でりあさん、かわいい……」

エステラ「でれんでれんだね……」

ナタリア「これはMの素質が大有りですね」

ノーマ「そういうんだったら、アタシはSさね。いじめられて喜ぶようなことはないさね」

マグダ・ロレッタ・エステラ・ナタリア・デリア「「「「「はっはっはっ、ご冗談を。ノーマはこの中でも随一のドMだって。いや~もう、冗談が上手いんだからぁ。あははは」」」」」

ノーマ「あんたら、よくその長いセリフをピッタリ揃えられたもんさね!? アタシのどこがMだってのさ!?」

マグダ「……では検証を。……ここに、店長のけしからんブラジャーがある(特大サイズのブラを取り出す)」

ジネット「なんであるんですか、そんなものが、ここに!?」

マグダ「……これをヤシロだと思ってほしい」

ジネット「思えませんよ!?」

エステラ・ナタリア・デリア・ノーマ・ロレッタ「「「「ヤシロ(様)だ……」」」」「お兄ちゃんです……」

ジネット「みなさんの想像力凄いですねっ!?」

マグダ「(ブラジャーで顔を隠しつつ)……ノーマ~、尻尾モフらせてくれよ~」

ノーマ「なっ!? ダ、ダメに決まってるさねっ!」

マグダ「(ブラジャーで顔を隠しつつ)……んだよ~、俺の言うことが聞けねぇってのかぁ? イジメちまうぞ~」

ノーマ「う…………うぅ……ちょっとだけ、さよ?(尻尾『ふさぁ』)」

エステラ「弱っ!?」

デリア「チョロっ!?」

ナタリア「そして、虐められるならそれはそれで的なその顔!」

ロレッタ「ドMです! まさにドMの鑑です!」

ノーマ「そ、そんなことないさね!?(顔『真っ赤』)もう! アタシのことはいいさね! 次はミリィさよ!」

ミリィ「ぅう……み、みりぃは……?」

マグダ・ロレッタ・エステラ・ナタリア・デリア・ノーマ「「「「「「イジメたい」」」」」」

ミリィ「ぴぃ!? そ、それ、もう話変わっちゃってる、よね?」

ロレッタ「じゃあじゃあ、あたしはどうです!?」

マグダ・エステラ・ナタリア・デリア・ノーマ「「「「「普通」」」」」

ロレッタ「みなさん、仲良しですか!? 一糸乱れずじゃないですか!?」

ジネット「あの……では、結局のところマグダさんの言っていたドMのフリをしたドSって、誰なんですか?」

マグダ「…………ヘイ、ユー」

ジネット「わたしですかっ!?」

エステラ「いや、マグダ。いくらなんでも、それは……」

マグダ「……夏。足つぼ。満面の笑み」

全「「「「「「…………」」」」」」

ジネット「ど、どうしてみなさん黙るんですか!? そ、そんなことないですよね?」

デリア「……仕事終わりの店長の足つぼ…………痛かったよなぁ……」

ノーマ「それが怖くて、店長さんの『疲れていませんか?』が軽くトラウマになっちまってるさね……」

ロレッタ「笑顔……なんですよね。常に、そう、常に笑顔なんです……(がくぶる)」

ジネット「あの、あのっ……エ、エステラさん……」

エステラ「…………うん。納得」

ジネット「エステラさんまでっ!?」

ナタリア「私には、店長さんの背後に魔王が見えました」

ジネット「そんなことないですよね!?」

ナタリア「『精霊の審判』を使用していただいても構いませんが?」

ジネット「そんなにですかっ!? 揺るぎない自信があるんですか!?」

マグダ「……みんな、店長のドSには気を付けるように」

全「「「「「「了解っ!」」」」」」

ジネット「はぅ……酷いです、みなさん」

エステラ「それで。マグダはどうなんだ?」

マグダ「……ん?」

エステラ「君自身はSかM、どっちだと思っているんだい?」

マグダ「……マグダは………………そういうちょっとエッチはお話とか、よく分かんない」

エステラ「どの口が言うんだい!?」






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