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異世界詐欺師のなんちゃって経営術【SS置き場】  作者: 宮地拓海


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【後日譚25話あとがき】マグダの二年後の完成予想図

――陽だまり亭、夜

――胸に大きなリンゴを二つ詰めたマグダがヤシロの前にやって来る


マグダ「……二年後の完成予想図」

ヤシロ「バランス悪いことこの上ないな」

マグダ「……乞うご期待」

ヤシロ「二年後ってことは……今年マグダは十三だから、成人する頃か」

マグダ「……ダイナマイトバディを手に入れている予定」

ウーマロ「はぁぁん! 野望に燃えるマグダたん、マジ天使ッス!」

ネック「まったくだぜキツネさん! 君の意見には一分の隙も無いよ!」

チック「あぁ、その意見には賛成だ。だって、彼はこう言っているんだろ? 『僕たちのマグダたんはマジ天使だ』って。間違いがあるはずがないよ」

マグダ「…………なんだか濃ゆい人ばかりが残っている」

ヤシロ「みんな、仕事終わりにマグダを見たいんだと」

マグダ「……うむ。その気持ちは理解出来る。さすがはマグダ。侮りがたし」

ヤシロ「自分で言うか……」

ウーマロ「自分で言っちゃうマグダたん、マジ天使ッス!」

ネック「エンジェリック・マグダたん!」

チック「ジェネリック・マグダたん!」

ヤシロ「誰が医薬品だ、おい」

客たち「「「「うぉ~!」」」」

マグダ「……む?」


――他の客たち、ジネットを眺めて大盛り上がり


ジネット「焼き鮭定食お待たせしました~」

客たち「「「「店長さん、マジ癒されるわぁ~!」」」」

ジネット「ありがとうございます」

客たち「「「「お礼言われた~!」」」」


――その様子をジッと見つめるマグダ


マグダ「……ふむ。やはり、乳、か」

ヤシロ「お前は何を見て、何を悟ったんだ?」

マグダ「……あと二年。二年先が待ち遠しい」

ヤシロ「完成予想図みたいになれりゃいいな」

マグダ「……ああなる予定。きちんとお祈りもしている」

ヤシロ「祈り?」

マグダ「……エステラの成長は止まってもいいので、マグダを何卒……」

エステラ「何を祈ってくれてるんだい!?」

マグダ「……エステラはもう諦めたそうなので、マグダの方を……何卒」

エステラ「諦めてないよ!?」

ウーマロ「人を踏み台にして自分のことを優先させるマグダたん、マジ天使ッスー!」

エステラ「どんな天使だよ、まったく!?」

ネック「穢れなきぺったんこ。それすなわちエンジェルさ!」

チック「新薬と同じ成分を持ちつつもお安くなった薬。それすなわちジェネリックさ!」

ヤシロ「あぁ、うん。その通りなんだが、ジェネリック関係ねぇから」

マグダ「……ふむ。そろそろ店じまい。帰れ」

ウーマロ「はぁぁあん!」

ネック「歯に衣を着せない」

チック「マグダたん」

ネック・チック・ウーマロ「「「マジ天使」」ッス!」

ヤシロ「お前ら、なんでもありだな……」


――そして翌朝。マグダの部屋


マグダ「……む。もう朝……か………………むむむっ?」


――マグダの胸が「ドーン!」


マグダ「…………育った?」


――陽だまり亭、営業時間


ヤシロ「マグダ、でかした!」

マグダ「……むふ、ヤシロが大喜び」

ロレッタ「マグダっちょ、あたしを置いて……ズルいです!」

エステラ「あぁ……なんてことだ……あれはボクの成長成分だったかもしれないのに……」

ジネット「マグダさん、凄いです」

マグダ「……ふむ。驚嘆するがいい」

ウーマロ「おはようッスー! 今日も元気にマグダたんに会いに来たッスー!」

ネック「HI! みんな! 素敵な朝だね!」

チック「こんな朝には、ニワトリもコケコーって鳴いちゃうね!」

ウーマロ「それ、いつもッスよ!?」

ネック・チック「「HAHAHA! ナイスジョーク!」」

ウーマロ「ジョークじゃないッスよ!?」

マグダ「……よく来た、者ども。さぁ、驚嘆するがよい」

ウーマロ・ネック・チック「「「あっ、マグダたん、今日もマジ天使…………え?」」」

マグダ「……む?」

ネック「おぉう……なんてこった」

チック「あぁ、ネック。どうか僕の目を覚まさせてはくれないかい? 僕は夢を見ているようだ」

ネック「ソーリー。そいつは不可能だ。なぜなら、僕も夢を見ているみたいなんだ。それも、なかなかBADな夢を」

マグダ「…………どうしたの?」

ネック「ストップだよ、ガール!」

チック「そう、それ以上は近付かないでもらおうか!」

マグダ「……え?」

ネック・チック「「真っ平らこそがジャスティスッ!」」

ヤシロ「清々しいまでのドロリコンだな、お前らは」

マグダ「…………ウ、ウーマロは?」

ウーマロ「え? あ、いや、そのののののの、オオオオオオイオイラ、ちょちょ、ちょっと緊張ぅいぅううううういいいいいやはやはははははっ!?」

マグダ「…………マグダ、嫌い?」

ウーマロ「そそそそそ、そんなことななななななな……ごめんッス、やっぱり無理ッスー!」


――ウーマロ、逃走


マグダ「……ぽつーん」

ヤシロ「あいつ、育った女子の前だと緊張するんだよなぁ……不憫なヤツめ」

マグダ「………………みぃ」

ヤシロ「なんかマグダが泣いた!?」


――暗転…………そして、マグダの部屋

――がばっ! と、マグダが起きる


マグダ「…………夢?」


――胸を見下ろすと…………ぺったんこ


マグダ「…………ほっ」


――陽だまり亭、営業時間


ウーマロ「おはようッスー! 今日も元気にマグダたんに会いに来たッスー!」

ネック「HI! みんな! 素敵な朝だね!」

チック「こんな朝には、ニワトリもコケコーって鳴いちゃうね!」

ウーマロ「それ、いつもッスよ!?」

ネック・チック「「HAHAHA! ナイスジョーク!」」

ウーマロ「ジョークじゃないッスよ!?」

マグダ「……じぃ」

ウーマロ「はぁぁああん! カウンターの影からこっちをジッと見つめるマグダたん、マジ天使ッス!」

ネック「見てごらんよ、チック! 今日の天使はかくれんぼをたしなんでいるよ」

チック「それはいい! かくれんぼは、今日の僕のラッキー遊戯なんだ!」

マグダ「…………みんな、マグダ、……好き?」

ウーマロ「もちろんッス!」

ネック・チック「「イエス、ジェネリック!」」

ヤシロ「ジェネリック推すなぁ、お前ら」

マグダ「…………ありがと(もじもじ)」

ウーマロ・ネック・チック「「「ごふぅっ!」」」

ジネット「きゃあ!? みなさんが揃って吐血をっ!?」

ロレッタ「では、今日はレバーとか食べればいいです」

ジネット「分かりました、作ってきますっ!」

ヤシロ「……なにやってんだか。んで、今日はどうしたんだ、マグダ?」

マグダ「……マグダは、今のままでも、いいかも」

ヤシロ「ん? あぁ~…………まぁ、なんだな」


――ヤシロ、マグダの耳をもふもふ


ヤシロ「お前のペースで、ゆっくりと……で、いいんじゃないか」

マグダ「……むふー」






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