【52話後感想返し】マグダとデリアをもふもふする
デリア「おーす! ヤシロ、遊びに来た…………ぞぉぉぉああああああっ!?」
ヤシロ「よう、デリア。(もふもふ)」
マグダ「……もふもふ」
デリア「な、何やってんだよ、昼間っから、破廉恥な!?」
ヤシロ「何って……あぁ、そういや獣人族の耳はおっぱいなんだっけ?」
デリア「おっぱいではないけどな!」
マグダ「……マグダは気にしない。むしろ、デリアは気にし過ぎ」
デリア「で、でもな? お母さんに『耳は、オムコさんになる人にしかモフモフさせちゃダメだぞ、コンチキショウ』って言われてたから」
ヤシロ「……なんでもいいが、お前の母親、口悪いな……
マグダ「……なら、マグダはヤシロをオムコさんにするからいい」
ヤシロ「あぁ、昔近所の子供が似たようなこと言ってたなぁ……『大きくなったらヤシロお兄ちゃんのお嫁さんになるー!』……で、一年もしないうちにクラスのガキと付き合ってたっけなぁ…………子供の約束ってそんなもんだよな……」
マグダ「……むぅ。ヤシロが本気にしてくれない」
デリア「だ、だいたい、マグダはまだ子供だろ!? 十年早いんだよ」
マグダ「……あと三年で成人」
デリア「それでも、マグダは十年早い!」
マグダ「……ろくに耳モフもされたことが無いくせに」
デリア「あ、あたいだってあるよっ! その…………ヤシロに…………」
マグダ「…………ほぅ?」
デリア「ヤシロ! いつまでマグダの耳をもふもふしてんだよ!?」
ヤシロ「いや、気持ちいいんだよ、マグダの耳」
マグダ「……当然」
デリア「そ、そんなのダメだ! マグダにはまだ早い!」
ヤシロ「むしろ、子供の方が頭撫でる対象だろうに……」
デリア「ど、どうしても耳をもふりたいんだったら…………あ、あたいの……あたいの耳をもふもふすればいいよ!」
ヤシロ「お、いいのか?」
デリア「ヤシロなら………………許すっ!」
ヤシロ「デリアの耳は肉厚で気持ちがいいんだよな。じゃあ、ちょっと座ってくれ」
デリア「あ、あの…………恥ずかしいから、向こう……向いてていい?」
ヤシロ「ん? あぁ、構わないけど」
デリア「じゃ、じゃあ………………どうぞ」
――もふもふ
デリア「……っ!?」
――もふもふもふもふ
デリア「ん~~~~~~~~~~~っ!」
――もふもふもふもふもふもふもふもふ
デリア「あ、ああああ、あの、ヤシ、ヤシロ……そ、そろそろ……」
――もふっふもふっふ、もももふもっふ、もっふっふっふーんもっふ
デリア「ふぁぁああああっ! もうダメだ! これ以上は……っ!?」
――デリア立ち上がり、勢いよく振り返る
マグダ「……実は、マグダでした!」
デリア「お前がもふってたのかぁぁぁあっ!?」
ヤシロ「なんか、全力で横取りされた…………ちぇ~……」




