【101話後感想返し】エステラ、寄せて、あげる?
ウクリネス「『寄せて、あ・げ・る』ブラ? なんだかいやらしいですねぇ」
ヤシロ「いやらしいのはお前の言い方だ!」
ウクリネス「そんなにいい物なんですか?」
ヤシロ「おっぱいの肉は、脇や背中に流れてしまっているのだ。それを掻き集めて、本来の美しいおっぱいの形を取り戻そうという、画期的かつ全人類待望のブラジャーだ!」
ウクリネス「そんなに凄いんですか?」
ヤシロ「人によりけりだが……2カップほどアップする場合もある」
ウクリネス「それが事実なら凄いですね。早速作ってみましょう」
――数週間後
ウクリネス「とりあえず試作品を作ってみました」
ヤシロ「うむ。構造もしっかり再現されているし、これならバストアップも見込めるだろう。上出来だ、ウクリネス!」
ウクリネス「それじゃあ、早速効果のほどを試したいんですが……」
ヤシロ「それにはモデルが必要だよなぁ……」
ウクリネス「……優しく、お願いしますね…………ぽっ」
ヤシロ「お断りだ、バカやろう」
ウクリネス「熟女ですよ!? ヤシロちゃん、そういうのもイケる口でしょ!?」
ヤシロ「勝手に俺の守備範囲を広げるな!」
ウクリネス「でも、テストが出来ないと販売は無理ねぇ……」
ヤシロ「このブラがあれば、四十二区中の……いや、世界中の女子が一つの悩みから解放されるというのに……」
ウクリネス「つまりこれは、乙女のため」
ヤシロ「愛すべき、領民の全女性のため」
ヤシロ・ウクリネス「「じゃあ、あの人に一肌脱いでもらうしかないよねぇ」」
ヤシロ「というわけでよろしくな、エステラ」
エステラ「お断りだよ!?」
ウクリネス「大丈夫ですよ。変なことしませんから。ほんのちょっと、ヤシロちゃんにおっぱいのお肉を玩ばれるだけで……」
エステラ「変なことだよ!? それは十分過ぎるほど変なことだからね!」
ウクリネス「でも、おっぱい大きくなるわよ?」
エステラ「う…………っ」
ウクリネス「ドレスを着れば、谷間が『ドーン!』よ?」
エステラ「た…………谷、間…………」
ウクリネス「そのためにも、ヤシロちゃんにおっぱいを蹂躙されてきて」
エステラ「いや、言い方!? 言い方気を付けて!」
ウクリネス「ねぇヤシロちゃん。おっぱい大きくなるのよね?」
ヤシロ「着けてる間はな」
エステラ「外したら?」
ヤシロ「ストーン!」
エステラ「毎晩着替える時に悲しい思いをするじゃないか!? 却下だよ、こんな商品は!」




