表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/534

【48話あとがき】ジネットが作る賄い料理

ジネット「みなさん、お昼に食べたいものはありませんか?」

エステラ「お、賄いの時間だね」

ヤシロ「賄い料理は店員のみの特権だ。従業員以外は金を出せ」

エステラ「いいじゃないか! ボクだってお腹が空いてるんだよ」

ヤシロ「ホントだ!? ぺったんこだ!?」

エステラ「もうちょっと下の話だよ!」

マグダ「……下ネタ?」

エステラ「違うよ、マグダ!? そこよりはもうちょっと上だ! お腹の話だから!」

ジネット「それで、あの……食べたいものはないですか? なければ有り合わせの物で適当に作りますが」

ロレッタ「店長さんは凄いですね。パパッとなんでも出来ちゃうです。見習いたいです」

ジネット「お料理は慣れですよ、ロレッタさん。これから少しずつ練習していけばいいです」

マグダ「……いや、店長の料理は一級品」

エステラ「確かに。ウチの料理長よりも美味しいんだよね。だから、ついこっちで食べちゃうんだけど」

ジネット「そんな……みなさん、褒め過ぎですよ」

ヤシロ「ジネットは陽だまり亭の母だな」

マグダ「……お母さん」

ジネット「マ、マグダさん、違いますよ? わたしは、まだそんな……」

ヤシロ「未経験だもんな」

ジネット「言葉を濁してくださいっ! いいんです、わたしはアルヴィスタンですので、そういうことはなくても……っ」

ヤシロ「え、じゃあ、何? ベルティーナも……?」

ジネット「ヤシロさんっ! 懺悔してください!」

ロレッタ「でも、店長さんみたいなお母さんだったら、ウチの兄妹も大喜びするですよ」

ヤシロ「おっぱい大きいもんな」

ロレッタ「そこじゃないです、あたしが言いたいのは!」

エステラ「確かに、料理上手な母親を持った子供は恵まれているよね」

マグダ「……お母さん」

ジネット「ですから、マグダさん……」

ロレッタ「お母さん……」

ジネット「ロレッタさんまで!?」

エステラ「母さん」

ジネット「エステラさん、面白がっていませんか!?」

ヤシロ「ママ……おっぱい」

ジネット「ヤシロさんはそこで懺悔していてください!」

ヤシロ「ばかもの! 俺の国には『ミルキーなママの味』という、甘いおっぱいの味を賛美する歌があってだな……っ!」

ジネット「ヤシロさんの故郷の方々全員で懺悔していてくださいっ!」

マグダ「……お昼の賄い、おっぱい?」

ジネット「違いますよ!?」

ロレッタ「あ、でも、ちょっと興味あるかもです……店長のは規格外ですし……」

エステラ「ふむ……興味がないと言えば嘘になるかな……」

ジネット「何も出ませんからね!? ご飯の話をしてください!」

ヤシロ「俺は、見ているだけでドンブリ飯三杯はいける!」

ジネット「三日三晩懺悔し続けていてください!」

ヤシロ「なぜ俺だけ!?」

ジネット「むぅ! みなさん変なことばっかり言って……もう知りません!」

マグダ「……店長が、怒った」

ジネット「もうわたしがメニューを決めます! 今日のお昼はミルク粥にしますからねっ!」

エステラ「…………ジネットちゃんって、怒っても……」

ロレッタ「そこはかとなくみんなの要望を汲もうとしてくれるですね」

ヤシロ「ふむ…………『ジネットのミルク粥』か…………売れるかもしれないっ!」

エステラ・マグダ・ロレッタ「「「懺悔してなさい!」」」

ヤシロ「お前らまで!?」







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ