【８５話後感想返信】お子様ランチが食べたい非お子様たち
ヤシロ「お子様ランチは、お子様以外食べちゃいけませんっ！」
一同「ぶーぶー！」
ヤシロ「うっさい！ ぶーぶー言うな！」
エステラ「どうにか子供アピールをして、特例を認めてもらうわけにはいかないだろうか……」
ナタリア「お嬢様。ここは思い切って、子供のように甘えてみてはいかがでしょう？」
エステラ「そうだね！ やってみる！」
ナタリア「ファイトです！」
エステラ「ねぇねぇ、やしろぉ～、ボク、お子様ランチ食べたいなぁ～…………だめ？」
ヤシロ「じぃ～……」
エステラ「ジ、ジッと見るのはやめてくれないかな！？ 割と恥ずかしいんだから！？」
ヤシロ「ごめん、よく聞こえなかったからもう一回」
エステラ「もういいよ！ 悪かったよ！」
ナタリア「……ダメでしたか」
マグダ「……作戦ミス。それではヤシロは突き崩せない」
エステラ「なんだい、マグダ？ じゃあ君は、ヤシロを突き崩せる秘策でもあるっていうのかい？」
マグダ「……ある。それも、エステラにしか出来ない秘儀が」
エステラ「ボ、ボクにしか出来ない……っ？」
マグダ「……胸を押さえて、『第二次性徴期まだなんだよ！』と……」
エステラ「それ、君も出来るだろう！？」
マグダ「……エステラにしか無理」
エステラ「僅差だからね！？ いや、ほぼ互角だからね！？」
ロレッタ「エステラさん……それ、自分で認めていいですか？」
デリア「幼女と同じだって、よくもあんなに堂々と言えるもんだよな」
ベルティーナ「しかし、その作戦は有効かもしれませんよ」
エステラ「シスターまで……」
ベルティーナ「ヤシロさんは、おっぱいって言っておけば大抵ＯＫしてくれます」
ヤシロ「そんなことねぇわ！」
ベルティーナ「おっぱい」
ヤシロ「……いや、まぁ、なくもないか」
エステラ「凄い効き目だねっ！？」
ナタリア「ここまでだったとは……調査不足でしたね」
ベルティーナ「ですから、先ほどの作戦を使えば、私でもお子様ランチが食べられます」
エステラ「いや、さすがにシスターは…………立派過ぎるし……」
ベルティーナ「ジネット。少しいいですか？」
ジネット「はい。なんでしょうか？」
ベルティーナ「私の隣に立っていてください。そうです、そんな感じで……ヤシロさん」
ヤシロ「なんだよ？」
ベルティーナ「私はまだ第二次性徴期が来ていません」
ヤシロ「嘘吐け！」
ベルティーナ「ジネットと比べれば一目瞭然です！」
ジネット「それはさすがに無理がありますよ！？」
ヤシロ「……たしかに」
ジネット「説得されないでくださいっ！」
デリア「あ、じゃああたいも！」
ロレッタ「あたしもです！」
マグダ「……マグダも、ギリ」
エステラ「いや、マグダ。『ギリ』ではないよね……接戦じゃないよね？」
ヤシロ「くそっ！ ジネットが爆乳なばっかりに、大赤字だ！」
ジネット「わたしのせいじゃないですぅ！ もう、皆さん懺悔してください！」
