128/534

【８５話後感想返信】罰ゲームは、『恥ずかしい話』

ヤシロ「よし、ジャンケンして負けたヤツが罰ゲームだ！」

ジネット「えぇ……わたし、そういうのは苦手です……」

ロレッタ「いいじゃないですか。軽い気持ちでやるですよ、店長さん」

マグダ「……それが、ロレッタの最後の言葉になった……」

ロレッタ「どんな過酷な罰ゲームやらせる気ですか！？」

ヤシロ「罰ゲームは、そうだな……『恥ずかしい話をする』で、どうだ？」

ロレッタ「『恥ずかしい話』というと、あたしがこの前寝ぼけて『あたしは、実は精霊神様の御使いなのです。天界へ帰るです』って言いながら階段から落ちちゃった、みたいなことでいいです？」

ヤシロ「おう、そういうのでいいが、ロレッタが負けたら別の話しろな」

ロレッタ「はぅっ！？　しまったです！　負けてもないのに恥ずかしい話を！？」

マグダ「……大丈夫。天界ではよくあること」

ロレッタ「励ます風を装って傷口広げるのやめてです！」

ヤシロ「じゃあ、行くぞ。じゃんけん……グー！」

マグダ「……チョキ」

ロレッタ「パー！」

ジネット「コロッセオ」

ヤシロ「なんか知らないの出てきた！？」

ジネット「え、え？　知りませんか、コロッセオ？　割と強いんですよ？」

ヤシロ「ジャンケンの中に『強い』とか存在しちゃダメだろ」

マグダ「……店長、失格」

ジネット「ふぇぇえ！？」

ロレッタ「では、恥ずかしい話をしてくださいです！」

ジネット「ぅぅう……で、では…………あ、あの、ですね……実は………………昨日計ったら、また、ほんのちょっとだけなんですが…………胸が大きく……」

ヤシロ「いいことだ！　それはいいことだ！」

ジネット「大きい声出さないでください！　は、恥ずかしいんですから！」

ロレッタ「……まだ育ってるですか、アレ…………」

マグダ「……自然界の脅威に含んでもいいレベル……」