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平和な日々へ

しばらく戦っていると俺はあることに気が付いた。

(二体目の陣淵はオリジナルの行動を真似することしかでないのか?)

俺は地面にあった手頃の石を拾い上げそして、投げた。

陣淵は左後ろにステップしてよける

少し差があった。

そして、二体目の陣淵も同じく左後ろにステップしてよけた。

これで俺は確信したもう一体の陣淵は簡単に倒せると

「威嚇のつもりか?」

「いいや もう一体のお前を倒すための実験さ」

「貴様 戦闘中にそんなこと考えるとかよっぽど死にたいみたいだな」

陣淵は両手に握ってる二振りの刀を槍に変換した。

そのまま俺の突進してきた。

おれは倶利伽羅で軌道を逸らした。

陣淵は素早くうしろに一歩下がってそして地面を蹴る

最初は右から左の方に薙ぎ払うよう攻撃をした

「っ!?」

おれは簡単に防げたことに陣淵は驚いたがすぎに体を一回転して左から同じように切りかかってくる。

「おっと チッ 」

俺は完全によけたことを確信したが少し二の腕のところが切れた。

陣淵は一回動きを止めた、つまりこれかr第二体の陣淵は同じことをやる

「はっ!」

俺は妖力を陣淵の周り集中されて堅い結界を作る

ちょうど2体目の陣淵はさっきの体勢になった

「姫乃!最初真ん中だ!」

「えっ?!龍太?!オリジナルは?」

「いいかや俺の言う通りにしろ!小春と空狐もいいな?他のみんなはちょっと離れてくれ!」

「「わかりました お頭!」

「わかったわ」

「はいにゃん」

「わかりました 龍太の言う通りにします」

「っと 姫乃くるぞ!真ん中だからな!」

「はい!」

オリジナルを結界に閉じ込めたせいか俺が姫乃に言った事をきこえてるはずなのに突進をやめない。

そして、見事に防御した姫乃に次の指示を言う


「姫乃次は右だ!小春その次は左だ!そして空狐攻撃が終わった瞬間に火の玉をそいつに一発喰らわせろ!」

「わかりました」

すでに戦闘に入ってる姫乃と小春は攻撃に集中してた

「ギーン」

「ギーン」

「はっ!」

翠色の炎弾が二体目の陣淵の体に当たった。

「ぐあああああ」

断末魔の声が聞こえた。

そして、煙が消えた後人の形をした土の塊だけが残ってた

「龍太さん!やりました!」

「やったにゃん!」

「ふう 終わった」

皆歓声を上げている

「まだだ まだオリジナルが残っている」

俺は結界を解いた

今のでかなりの妖力を消費した

だが結界から出てきた陣淵はさっきのような覇気はなかった

陣淵は少しずつ地面に溶けて行く

「させるか!」

俺は防がれる覚悟で陣淵の胴を狙った


なのに反撃も防御も一切しない陣淵倒れてそして土となった





時を少し遡って陣淵が結界に閉じ込められた時ー

「くっそ! 2分の1の力じゃ竜の末裔には勝てないのか!」

陣淵は地面を拳で思いっきり叩いた

外では2体目の陣淵が竜の末裔と対峙していた。

「なら地下から抜けてやる!」

そこで陣淵は初めて気づいた地下にも結界が張られていることに

「まさか竜の末裔は本当は俺がこっそり妖力を2体目に送ってるのを知ったのか?!」

さっきは竜の末裔の前で妖力の供給はしていないと言ったけど本当は自我を維持するるために少し妖力が必要だった

さらにクローンには陣淵の体を構成する重要の部分が移植される。

だから数が多ければ陣淵は強くなるがそのクローンも4体しか作れず、さらに2体が潰されている。

「うっ!? うああああぁぁぁぁ」

陣淵は地面に膝を着いた

結界の外を見ると空狐が翠色の炎で2体目を倒していた。

外見は傷一つついてない陣淵だが、内側はもう瀕死状態だった。

竜の末裔が少しずつ陣淵に近づき、結界を解いた。

(今とりあえず回復しないと!」

そう思った陣淵は地面に溶け始めた

からだを構成する重要な要素を4分3も失った陣淵の同化速度が遅かった

そして、竜の末裔によって一刀両断された陣淵は最後の力を振り絞って言った

「大天狗様。。。。もうし。。わけございません」

陣淵は土と化した。



「なに?!」

さっきまで手こずっていた陣淵がいとも容易く倒されたことに驚きを隠せなかった。

「さっきと違ってすごく弱かった。。。なんでだ?」

「龍太!そんなこのより早く朱音を助けないと!」

「ああ そうだなじゃ皆行くぞ!」

こうして俺らは行き慣れた洞窟へ向かうのだった。



「これで三度目か。。。」

そんなことを呟きながら洞窟の入り口を見た。

他の皆も同じことを思ってるらしく頭を縦に振った。

「龍太さん早く朱音さんを助けましょう」

「うん」

「龍太! ここに新しい穴があるにゃん!」

「行こう!」

新しい洞窟に入った後しばらく歩くと小さい空間にたどり着いた。

そして、その空間のど真ん中に石段があって朱音はそこで寝ていた。

「朱音!」

俺は朱音の名前呼びながら朱音の元へ走って行き、その体を抱き上げた。

「これはなんだ?!」

朱音は全身に札が貼られてあって、顔の半分が黒に染まっていた。

「龍太さん この札は大天狗を閉じ込めてる札です。。そして、その札は今朱音の体を乗っ取ろうとしてます!」

「なに!? 空狐どうすれば朱音を助けられる?」

空狐の代わりに小春が言った

「龍太はその末裔の力で朱音の体に同化している大天狗を祓えばいいだにゃん!」

「よし! わかったやってみる!」

「でも大天狗を祓うほどの妖力は半端じゃないはず 多分龍太さんは末裔の力と倶利伽羅を失うことになるけどそれでもかまわないですか?」

と空狐が補説した。

「末裔の力を失う?」

「はい そうしたら龍太さんは霊感もない普通の高校生になります」

「…………」

俺は少し悩んだでも答えは最初からきまっていた。

「 俺は…朱音を助けるよ ごめん」

姫乃達の方を見るとみんな穏やかな笑顔で俺を見ていた。

「最後まで朱音に負けたー」

「やっぱり龍太だにゃん」

「それが龍太さんの選択なら私はそれに従います。。」

空狐は目に涙をいっぱい溜め込んでいた。

いや 空狐だけじゃなかった小春や姫乃も目に涙を貯めていた

「皆いままでありがとうな 姫のやつにも伝えてくれ」

そういいながら俺は自分の手を朱音の手と重ねた。

するとその重ねた場所から眩い光が生じ、やがて洞窟全体を包んだ。



「龍太ー早く支度しないと遅刻するよー」

幼馴染の声が聞こえた。

「もう龍太!」

「ああわかっているよ」

あれから霊的なものはすっかり見えなくなかった。

でも俺は信じているいつか又あいつらに会える日が来ると。

いままで読んで頂きありがとうございました。

これにて俺と妖怪のハーレム生活?!を終わらせていただきます

又次作を書くことがありましたらよろしくお願いします

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