百鬼夜行破滅
俺の百鬼夜行が集まってから1日が経過した。
最近学校にも行ってないから学校から頻繁に電話が来ていたがもう夏休みに入ったおかげでもう電話をかけてこないだろう
そして、俺の百鬼夜行は数を増す一方だった。
昨日俺の家にたどり着いた妖怪の数は4500だったが今はもう9000に到達していた。
空狐の妖力が完全に回復するのは2日後、それまでに何もなければいいのだか。。。。
そんなことを考えても仕方がない。
「よし」
今俺は鏡の前でトップらしい服装を試着していた。
「これ着心地よくないだよね・・・・」
上半身黒のシャツに黒のブレザーそして白のネクタイ、下半身は高そうなズボンをはいている。
姫いわくこの服に妖力とともに作られたから多少の妖力の攻撃を防げるらしい。
「まぁいいか じゃそろそろ朝ごはんを食べに行くか」
俺は自分の部屋から出て一階に下りた。
リビングのドアを開けていつもの挨拶をする。
「おはようー」
時計の針はまだ8時を刺してるのに姫、姫乃、小春、空狐はもうリビングで作戦会議をしていた。
「龍太さん おはようございます」
「空狐達は何してるの?」
「もし鎌鼬が襲ってきたらの対策です」
「それは昨日俺の言ってた妖怪達に家の周りの護衛と発見次第すぐに知らせるだけじゃ駄目か?」
「龍太相手は3分で30キロ移動する化け物だよ。。。それだと知らせてくる前にやられちゃう。。。」
「そうだがそれ以外にいい案が浮かび上がらない。。。」
「私はこの町に結界を張り続けてもしどこかに戦闘があったらすぐにわかる」
「そうだな。。。姫の案もいいがそれだともしいざ鎌鼬が来たときに妖力が尽きたらどうするの?
みんなは黙ってしまったどうやら先からこのことの解決方法を考えているみたい
そのときに廊下から騒がしい声が聞こえた
「大変だーーー!!!」
その声の主がリビングに入ってきた。
「ど どうした?」
「親方!東で監視していた妖怪が鎌鼬を目撃したと報告しました!その後連絡が途絶えました!」
「何?!今すぐにそこへ案内しろ!」
「は はい!」
俺は姫達と一緒に家を飛び出した
しばらくすると俺達は目撃したと報告された場所まで来た。
そこにはもう立っている妖怪は居なかった。
「くそ!」
遅かった。。。。
仲間をたくさん死なせてしまった。。。
瞬間に俺はいやな予感がした。今俺達は拠点である俺の家から離れた場所に居る。
敵はこの隙に他の部隊も潰しに行くのではないかと考えた。
「みんな急いで帰るぞ!」
俺達は全力で家に向かって走ったが結果は遅かった
俺の予想通り鎌鼬はもう8割の百鬼夜行を倒した。
そして、俺は屋根を見た
ヤツが居た。
「遅かったですね竜の末裔さん」
「鎌鼬いいいいいいい!」
俺はみんなの無念をぶつけるように鎌鼬に切りかかった。




