鎌鼬対策
次の日。
空狐が起きられるまで回復した。でも妖力は4分の一も回復してないと空狐は言った。
空狐が起きたらいきなり目の事を聞いてきたから姫が変わりに説明してくれた。
そして、今日は空狐も加えて改めて四天王のトップである鎌鼬の対策会を開いた。
「さて 昨日の夕方四天王のトップである鎌鼬が俺に挨拶してきたことは皆知ってるな」
皆頷いた。
「そこでどうやってそいつを倒すかって事だけどなんか案ある人居る?」
「最初にその鎌鼬って何を操るか龍太知ってるにゃん?」
「確実じゃないけど多分鎌鼬は風使いだ」
「その根拠は?」
「ああ まず俺は四天王の内2人をもう倒してる その二人はどちらも四大元素の1つを操っていた そして今回鎌鼬が俺に近づいたにも関わらず俺は声を掛けられるまで鎌鼬の存在に気付かなかったつまりそいつは風使いだ」
「なるほど 確かに一理ありますね」
皆納得してくれたみたいだ。
「姫乃 俺の百鬼夜行どのぐらい集まった?」
「およそ1万です 竜の末裔が四天王2人を倒して事が妖怪の中で広がり、百鬼夜行に入りたい妖怪が急増しているよ このままだと2万まで集まる予測だよ」
「す すごい! 龍太さんすごいです! あ・・・ゴホン このままだと大天狗を倒すことも夢じゃありませんね」
「あ ああ そうだな・・・」
誰もが一変した空狐の事を見ていた。
本人は何事もなかったように振る舞っていた。
「え えーと取りあえず集まった妖怪を皆呼んで来てくれない?」
「う うんわかった」
俺も聞かなかった事にした。
他の皆も俺に合わせて聞かなかったことにした。
「それで龍太 その1万もの妖怪を呼んで来てどうするつもりなの?」
「家の周辺の捜索とこの家の守りをしてもらう予定だ」
「それにしても1万は多くなにゃいか?」
「多いに越したことはないだろう」
「確かにゃん」
数は多いに越したことはない、妖怪が居ればいるほど鎌鼬が襲撃しにくくなる。
「そこで姫乃 空狐 小春には幹部をやってもらいたい」
「ええええ 私が幹部にゃのー?!」
「ああ そうだ 皆は信用できるからな 来たばっかりのやつらはいいやつも居れば悪いやつもいるはずだからな」
「あの・・龍太さん・・・ 今の私はとても弱くなっていますとても幹部には向いてない気がします・・・」
「大丈夫 空狐なら必ず出来るよ!」
「あ ありがとうございます・・・」
空狐は顔を赤くしながら俺に背を向けた。
「龍太 私は?」
「ああ 姫には朱音の護衛を任せたい」
もしこの家が襲撃されたら一番危険なのは間違いなく朱音だ
「わかった」
その時キッチンからおいしそうな匂いが漂ってきた。
「皆― 昼ごはんだよー」
いつのまにかもう昼になっていた。
そして、朱音の掛け声で皆各自の席に座って一斉に言った。
「「「「いただきます!」」」」
昼ごはんを食べ終わった後皆好きな事をしていた。
和やかな時間だった。
そんな時に姫乃の一言で場に緊張が走った。
「龍太! こっちに来ている一つの妖怪のグループが襲撃され、全滅した・・・・・」
「何?! まさか鎌鼬か?!」
「近くに小さい子供を見たって情報があるよ!」
「間違いない鎌鼬だ!」
やられた もうこっちの動きを呼んでいた。
「ほかのグループに伝えろ 移動中は十分注意しながら進めって」
「うんわかった」
「鎌鼬 竜の末裔が妖怪を集めている 一つのグループを全滅して来い」
「は はいわかりました陣淵様」
やっぱり陣淵様すごい!地面の振動だけで竜の末裔の行動を読めるなんて僕の風じゃ無理だ・・・
「鎌鼬 さっさといけ」
「は 一匹残らず排除して見せます」
次の瞬間豪風が吹き、静まった時にはもう鎌鼬のすがたがいなかった。
かぜのせいで投稿が一週間遅れてしまいました。すみません




