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プールに行こう!

朝が来た。

辺りはすっかり明るくなっていた。

「う。。。 朝か」

昨日は一回死んだし、妖力使いすぎて倒れそうになるしとりあえず大変な一日だった。

目を開けるといつもの天井が見えた。

ついホッとしてしまう。

もしかしてあれは夢でもう俺は目覚めることはないのではないかと心配していたが・・・

「俺は生きてる!」

時計を見ると普通よりちょっと寝坊した。

幸い今日は土曜日だから学校がない。

誰かが起こしにくる来ると思ったが、みんな気を使って誰も来ていなかった。

「さて、起きて朝ごはんでも食べるか 」

立ち上がると服がボロボロで血だらけになってる事に気づいた。

「そういえば昨日の夜暗くて自分の姿が分からなかったけどこうして見ると俺は結構やられたな」

苦笑いしながらボロボロの服を脱ぎ捨てて、新しい服に着替えた。

そして、俺は部屋から出て下の階に降りた。

「ん?」

階段降りてすぐに4人の女の子の声が聞こえた。

みんなこんな朝から何やってるんだ?

「よしじゃこれで決まり!」

何が決まったんだ?

「まぁドアを開ければわかるか」

おはよーと言いながらリビングのドアを開ける。

「お 龍太おっはよー」

「おはようにゃん」

「龍太体は大丈夫?」

「龍太おはよう」

ああ 体はもう大丈夫と言いながら自分の席に着く。

自分の分の朝食を完食すると、朱音が話題を切り出した。

「龍太!実はね今日休みだからみんなで一緒に新しく出来たプールに行こうって話になってて龍太も勿論来るよね?」

確かにこの町に新しいプール施設が出来たと噂で聞いたことがある。しかもすごく評判がいいと聞いたことがある。

まぁ確かに今日はやることないし、時々息抜きも必要か。

「ああ 行くよ」

姫乃と姫がこっそりガッツポーズをしていた。

「そういえばみんな水着とか持ってるの?」

朱音はともかく、姫と姫乃と小春は持ってないはず。

「水着は女の子の必需品だよ?」

そうなのか。。。?

姫乃の言うとおりならみんな持ってるか。

そういえば俺の水着ってどこにあるんだろ?後で探してみよう。

「龍太の右下の箪笥の奥にあるよ」

「心を読まれた?!朱音お前いつの間にかエスパーになった・・?」

「え~たまたまだよ」

じゃ準備してくると言いながら階段を上がる。

さっそく自分の部屋に戻り、右下の箪笥を漁ると本当に水着が出てきた。

てかなんで朱音が俺の水着の場所を知ってるんだ?まぁ気にしてもしょうがないか。

タオルや水着、濡れた水着を入れる袋などを準備を済まして、階段を降りると4人がすでに玄関で待っていた。

「皆早いなぁ」

「早く行こう龍太!」

「そ~だよ 早く行こう龍太」

「うう・・・水はちょっと苦手にゃん」

「龍太と久しぶりにプールに行ける!楽しみ」

小春以外は皆テンションが高かった。

「小春は水嫌いなの?」

「うう・・・私泳げないから水は怖いにゃん」

猫耳をピクピクと動かしていた。

やばい何この可愛い生物?!無意識に小春を見つめてしまった。

「ちょっと龍太?あまり見つめられると恥ずかしいにゃん・・・」

小春が顔をポっと赤く染めていた。

「クズクズしてないで早く行こう~」

姫乃が俺の腕に絡み付いてきた。

「わ 私も!」

朱音が俺のもう片方の腕に絡み付いてきた。

あれ?この展開って・・・

「私もにゃん!」

「私も!」

やっぱりこうなったか・・・

「ちょっと皆このままだと遊べる時間が少なくなるよ?!」

皆もそれに気づいたらしく俺から離れて、すぐにプールに向かうことにした。



「着いたぁぁ!」

おお 思っていたより大きいかもこれは楽しめそうだ!

さっそく入場券を購入し、プールの中に入る。

「じゃまた後で」

こうして俺は男子更衣室に入った。

男子は着替えが早いから早々に着替えて中に入った。

「うおお」

思わず声が漏れた、そこにはウォータースライダーや流れるプールなどいろいろな種類があった。

「龍太-!」

とそこで朱音の明るい声が聞こえた。

振り返るとそこには花柄のビキニを着ている朱音が立っていた。

そして、その花柄の水着で元々大きい胸がさらに大きく見えてくる。

「り りゅうた・・・この水着どう・・・?」

突然後ろから声がした。

ドットのワンピースの水着を着ている姫乃が他の2人を連れてきた。

もちろん姫乃の水着は可愛いと思うが他の2人はチェックのタンキニとドットのビキニ。3人共朱音に劣らずに可愛かった。

それでも多分俺の中では朱音が一番かわいいと思う。

「よし!みんな今日遊びぞー!」

「「「おおお」」」


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