第3話 チュートリアル②
チュートリアルって書くの楽しいよね・:*+.(( °ω° ))/.:+
「そのまま次、行こうぜ。」
石畳の道を進む。
「しっかし、最初飛ばされたとこから街まで結構距離あるなぁ。」
遠いはずなのに目の前に広がる圧倒的城塞、怖すぎだろ。
ただ、左右には草原。
素材っぽいのがたくさん
..........よし。
「あの草に向かって鑑定。」
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【対象:草】
特に価値はない一般的な草
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「まぁ素材にもならないやつだってあるか。」
「お次はサーチ。」
――ゾワッ。
「うわ、これ慣れねぇな……。」
「これ並列思考とかプレイヤーの処理能力あげる系のスキルってないのー?さっき探すの面倒だったから探さなかったけどー。」
〈 それを聞いて楽しめますか? 〉
「うん正論すぎてバツ君泣いちゃう。」
俺のキャライズブレブレで草。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「鑑定。」
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【対象:石】
加工されていない自然石
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「石は石、と。」
「サーチ。」
少し意識を寄せる。
点のような反応が、ぼんやりと浮かぶ。
「……お、なんか分かるなこれ。」
「あぁ、これルクスか。」
「キュ?」
「なんでもないよ。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「鑑定。」
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【対象:薬草】
レアリティ:一般
分類:採集素材
説明:
回復効果を持つ基礎素材。
ポーションや包帯の材料として使用される。
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「お、当たり引いた。」
しゃがんで引き抜く。
【採集成功】
薬草 ×1
「幸先いいねぇ〜」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
その後も、
「サーチ。」
「鑑定。」
「サーチ。」
「鑑定。」
繰り返し感覚を覚えるために使ってみた。
「キュ……」
「いや楽しいだろこれ。」
しばらくして。
「……ん?」
待てよ、そういえばスキルの使用ってSP消費するよなそういえば。
「あぁーSP結構減ってるなぁ~」
って待て、今使ってるスキル、レベルとかないけどまさか……
「あのーファーブリーさん?」
〈 なんでしょうか 〉
「スキルって使えば使うだけ成長とかしない感じ?」
〈 気づかれましたか、成長するスキルはございます 〉
「あるんじゃん!ねぇそれっt〈 ただし、そのスキルは契約獣を支援するためのスキル、または魔法全般にしか実装されておりません 〉ねぇ遮らないで。」
〈 なお、今お気づきになりましたので、アイテムボックスのみはバツ様のMPの数値に5をかけた容量となります 〉
【仕様変更のお知らせ】
【アイテムボックスの容量をMP×5依存の数値になります】
【なお、こちらのアナウンスは当プレイヤーのみに行われます】
「おぉ、流れたなシステムアナウンス。」
「ちなみに、生きることだけ考えてアイテムボックス取ったけど、このゲームってインベントリないの?」
〈 存在しません 〉
「……マジ?」
〈 現実と同様です 〉
「ここでも現実準拠かよ……。」
てことは、
「じゃあスキルなかったら普通に詰みだなこれ。」
〈 手持ちで持てるだけしか持てません 〉
「あー……なるほど。」
〈 なお、この世界においてスキル及び魔法は、契約者自身の能力として扱われます 〉
「それは、渡された道具じゃなくて、自身に与えられた固有の能力って扱いになるってことか?」
〈 その認識で問題ありません 〉
「へぇ……。」
じゃあ偶然だけど習得して正解だったってわけか。
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【ステータス】
バツ Lv2
HP:----
MP:84
SP:76
STR:18
VIT:18
INT:14
MND:14
AGI:20
DEX:12
LUK:10
BP:3
LP:4
スキル
鑑定、サーチ、アイテムボックス、逃走、生存本能
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さて、BPの振り分けどうしよっかなぁ。
スキルも習得するべきかどうか......
「んー。」
〈 あなたのスキルであれば、AGIかMNDではありませんか? 〉
「やっぱし?生存重視ならそこらへんだよなぁ~」
んー、あんま考えてもしゃあないし、
「AGI全振りでいいか。」
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【ステータス更新】
AGI:20 → 23(+3)
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【ステータス】
バツ Lv2
HP:----
MP:84
SP:76
STR:18
VIT:18
INT:14
MND:14
AGI:23
DEX:12
LUK:10
BP:0
LP:4
スキル
鑑定、サーチ、アイテムボックス、逃走、生存本能
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いいねぇ~。
AGIはなんぼあってもいい。
「よし、生存第一。」
〈 ちなみに、AGIは通常の歩くスピードには一切影響しません 〉
「あ、そなの?じゃあさっきのは気のせい?」
〈 はい、気のせいです 〉
ほーん、そうなんだ。
走ったりするときだけなのね。まぁ体感変わりすぎて大変か。
ふと、ルクスを見る。
「そういえばだけど、お前も上がってるかな。」
「キュ?」
【契約獣チュートリアルを開始します】
え、ここで?
ルクスに意識を向ける。
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【契約獣情報】
名称:ルクス
種族:小竜系
レベル:2
契約適合率:94%
信頼度:低
HP:108
MP:84
SP:76
STR:18
VIT:18
INT:14
MND:14
AGI:20
DEX:12
LUK:10
スキル:
火爪 Lv1
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「やっぱ上がってたし、なんなら完全に俺と同じ上がり方してない?」
〈 契約獣の成長は契約者と連動します 〉
「なるほどね。」
〈 契約獣は契約者の戦闘を担う存在です 〉
〈 契約獣のスキルは契約者の指示によって使用されます 〉
〈 契約獣は単独で行動することも可能ですが、契約者の指示によって最適化されます 〉
「つまり俺が上手に指示を出すと強いし、下手だと弱くなる、と。」
〈 はい、生かすも殺すも契約主次第です 〉
〈 それが、あなた方契約者に課された呪いであり権利であります 〉
「意味深ストレート来たー。」
その時、
「キュ!」
ふと、ルクスの動きが目に入った。
「……気のせいじゃないなら、ルクスのステータスを認識してからさっきより動き良くなってないか?」
〈 契約獣のステータスなどを認識することにより、戦闘経験および連携、行動精度は向上します 〉
「へぇ……。」
つまりは、
「数値に出てないけど、変わってる感じか。」
〈 はい、所謂マスクデータというものです 〉
「おいこら隠せ。」
〈 隠してます、マスクデータだけに 〉
「だからメタ的用語ァ!!」
このAI、中に人入ってんじゃない??
〈 改めてですが、この契約獣という存在についてご説明いたします 〉
〈 契約獣は、契約者の戦闘を担う存在です 〉
〈 契約者自身は直接戦闘を行わず、契約獣へ指示を出すことで戦闘を行います 〉
「さっき聞いt〈 バツ様、この説明はツッコミ・相槌無しでお聞きください 〉........すまん。」
〈 では、続けます 〉
〈 契約獣のスキルは契約者の指示によって発動され、指示の精度や判断によって戦闘結果は大きく変化します 〉
〈 また、契約獣は契約者と経験値を共有し、レベルアップ時のステータス上昇も同様に連動します 〉
〈 契約獣の状態や情報を把握することで、行動精度や連携性能は向上します 〉
〈 しかし、契約獣が戦闘不能となりデスポーンした場合、ゲーム内時間で12時間の再召喚が不可能となり、再召喚後も一定時間、ステータス等の能力が低下した状態となります 〉
〈 連続してデスポーンした場合、その影響は増加します 〉
〈 契約獣が存在しない状態での戦闘は極めて危険です 〉
〈 契約獣がデスポーンした状態で契約者が死亡した場合、契約者は最後に訪れた都市のポータル前へ転送されます 〉
〈 その際、デスペナルティ状態が付与され、プレイヤーには識別可能なマークが表示されます 〉
〈 説明は以上となりますが、より深く、契約獣の存在について知りたい場合はチュートリアル終了後、教会を訪ねてください 〉
.........くっっっっっっそ真面目な話だったんだが?
「あー、ちなみにファーブリーさん、ひとつ答えれるなら答えてほしいんだが。」
〈 はい 〉
「キュ!」
「うんうんルクスは可愛いなぁナデナデ(。・ω・)ノ゛」
「......じゃなくて、プレイヤーがデスした時のペナルティについて、教えてもらえたりする?」
〈 プレイヤーのデスペナルティ内容は
①24時間プレイヤーのステータス50%減少
②デスペナルティ発生時はその前に契約獣がデスポーンしているため、デスポーンした契約獣との信頼度ダウン
③所持金半分損失
④アイテム1種類ランダム損失
の4つです 〉
「……………」
おっっっっっもくない??
え、くっそ重いやん。ヤンデレ並に重くて草。
え、魂の繋がりがあるからか?契約獣を雑に扱うなよって暗示?いやいや凄いって。
バツは、思わず、楽しそうにぴょんぴょんしてるルクスの頭を撫でる。
「キュー?」
「これから一緒に楽しもうな。相棒。」
「? キュー!!」
はは、なーんも分かってないこの子。
〈 内容が内容なため、真剣にお聞きいただきました 〉
〈 本来楽しんでいただくための補助AIにも関わらず、申し訳ございません 〉
「いや、むしろちゃんと聞けて助かった。」
教会にも行かなくちゃな、楽しむなら序盤に大事なことは聞く、これマストモーメント。
【バツ様が契約獣について知識を得ました】
【チュートリアル第二段階を完了いたしました】
「お、第二段階終了か。そんなこんなでそろそろ着きそうだし。」
「ファーブリー、今の位置ってどこらへん?」
〈 現在地は中央大陸エルディア、初期都市テラノア周辺エリアです 〉
「お、ちゃんと場所の名称あったんだな。」
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〈 中央大陸には複数の都市が存在します 〉
〈 テラノアはその中でも最初に到達する都市です 〉
「へぇ……。」
〈 まもなく初期都市テラノアへ到達します 〉
「やっとか。」
〈 これ以降は他契約者との接触が発生します 〉
「お、ここから本当にMMO始まるじゃん。
ついついニヤついちゃうな〜笑
「ここからが本番だな。」
「キュ!」
「ルクスもやる気十分だな!」
バツは、そのままテラノアへと歩みを進めた。
今回のお話はこの小説のシナリオを紡ぐためにも大事な内容を取り上げる回でした。
契約獣とは、魂の繋がりがこの世界でどれだけ重要とされているのか、気になる方は続きをチェック!!(2026/3/19時点、まだ投稿してませぬ)
では、今回もお読み頂きありがとうございます。
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