王太子殿下と絶対に婚約したくない。― しつこすぎる奴から守ってくれる頼もしいアンティスと結ぶ政略愛 ―
フェラウディア・オルド公爵令嬢はバルト王太子殿下の事が大嫌いだ。
だから絶対に婚約者になりたくない。そう思っていた。
互いに15歳になった夏。オルド公爵家は名門である。
だから王妃からオルド公爵夫妻とフェラウディアが王宮に呼ばれた。
レミア王妃はバルト王太子と共ににこやかに王宮の広間で出迎えた。
レミア王妃は言ったのだ。
「うちのバルトと婚約することを命じます。金の髪に青い瞳のバルトはこの通り美しいでしょう。ですから婚約して頂戴。オルド公爵家は名門。その令嬢なら王家に迎えるにふさわしいわ」
バルト王太子はフェラウディアの前に出て胸を張り、
「私と婚約出来るのだ。お前ごときが。なんだ?その目つきは。私の好みはもっと目が大きくて可愛げのある女だ。お前はきつい顔立ちでかわいくないではないか。しかしだ。母上が望んでいる。仕方がなく婚約してやるのだ。私を敬え。いう事を何でも聞け。とりあえず、私の靴を舐めろ。婚約者になってやるのだ。当然だろう」
フェラウディアは銀の髪に青い瞳で顔立ちは可愛いというより、きつい顔立ちだ。
あまりのバルト王太子のいいぐさに頭に来た。
だから言ってやった。
「いかに王家の命であってもお断り致しますわ。あまりにも我が名門オルド公爵家を馬鹿にした言い方。品性も最低なのですね。王太子殿下。ね?お父様もお母様もそう思うでしょう?」
オルド公爵は王妃に向かって、
「国王陛下はご存じなのですかな?我が娘は公爵家の跡取りで、嫁に出すつもりはありません。それに娘は奴隷ではありません。あまりにも我が公爵家を馬鹿にした物言い。お断り致します」
オルド公爵夫人も頷いて、
「うちの娘を馬鹿にしていますわ。お断り致します。帰りましょう」
背を向けて帰っていった。
フェラウディアは幼い頃からバルト王太子を知っていた。
たまに王宮に行くと、フェラウディアを見かけては暴言を言ってくるのだ。
「お前みたいな女は嫁の貰い手もないのだろうな。仕方が無い。私が貰ってやる」
「お断り致します」
「なんだ、そのドレスは似合わないぞ。お前のきつい顔立ちならドレスも泣いている。私ならお前に似合うドレスを用意できるのに。私が大きくなったらお前と婚約をしてやってもいいぞ」
「お断りします」
しつこくしつこく絡んでくる。
そのたびに断っているのだが、話しかけてくるのだ。
正式にレミア王妃からバルト王太子との婚約の申し込みが今回来た。
常日頃から嫌だといっていたので、父が断ってくれたが、まだまだしつこそうなので、
両親に頼んだ。
「どうかわたくしの婚約者を決めて下さいませ。バルト王太子殿下は幼い頃からしつこくて。何をしてくるか解りません。ですからどうかお願いです」
オルド公爵は頷いて、
「そうだな。どっちにしろお前は一人娘だ。我が公爵家に婿に来てくれる相手を探さねばなるまい」
何故、急いだかと言うと、もうすぐ貴族なら誰でも通う王立学園に通わねばならないのだ。
バルト王太子と高位貴族のフェラウディアは同じクラスになるだろう。
更にしつこくされる危険がある。
早く婚約者を決めてしまえば、しつこくされても断る口実が出来るというものだ。
オルド公爵家の派閥から、アンティス・ミトス伯爵令息が婚約者として選ばれた。
アンティスはフェラウディアと同い年の15歳。
背が高いアンティスはフェラウディアに手を差し出して、
「アンティス・ミトスです。フェラウディア様。フェラウディア様をお守り致します」
と、跪いて手の甲にキスを落としてくれた。
フェラウディアはアンティスの事を頼もしく思った。
「よろしく頼むわ。アンティス。わたくし、王太子殿下に付き纏われたくないの」
「私が婚約者になったからには全力でお守りします」
しかし、アンティスはミトス伯爵家の令息。王族である王太子殿下相手に大丈夫だろうか。
案の定。王立学園でアンティスにバルト王太子が絡んでいた。
「お前があの女の婚約者?ふさわしくない。私の方が美しいではないか?金の髪に青い瞳。それに比べてお前は黒髪黒目の冴えない容姿。背だけは高いのだな。くそっ。私だって厚底ブーツでごまかしているというのに。お前だって厚底を履いているのだろう?」
アンティスはにこやかに、
「私は背だけが高くて。王太子殿下が羨ましいです。このような美しさで、令嬢達の憧れで」
「だったら、譲れ。フェラウディアは昔から私が目につけていたのだ。だから譲れ」
「お断りします」
「王族の命令を聞けないというのか」
「王国法第156条の貴族家の婚約規定により、私とフェラウディア・オルド公爵令嬢は婚約いたしております。王国法を破れとおっしゃるのですか?」
「いや、破れとは言ってはいない。ただ私に譲れと」
「婚約は成立しております。私はアルト王国を愛しております。勿論、バルト王太子殿下の事も尊敬しております。勉学、剣技、全てに優秀で、とても美しく。ダンスを躍らせたら並ぶものはいないとか。令嬢達が列をなして、王太子殿下が夜会に出席したならば、踊りたいと願っているとか。そのような素晴らしい王太子殿下が将来治めるアルト王国の為に、私は尽くしたい所存でございます。アルト王国の法律は素晴らしい。その法を守る事こそ、学生のうちから出来る私の王国への忠誠の証ではないかと」
「へ?だから、フェラウディアをっ」
「ですから。王国法156条にて正式に婚約を結んでおります。私はアルト王国に忠誠を誓っておりますれば、フェラウディア・オルド公爵令嬢との婚約を続け、いずれはオルド公爵家に婿に入り、アルト王国の為に、バルト王太子殿下の為に尽くす所存でございます」
「あ、そ、そうだな」
フェラウディアは驚いた。
彼は共にいてもおとなしくあまり話をしないタイプだと思っていたのだが、なんてまぁ、言葉がすらすらと。バルト王太子も何だか納得出来ていないような様子だが、あまりのアンティスのすらすらと出てきた王国への忠誠の言葉に、言い返せないようで。
フェラウディアはアンティスに声をかけた。
「貴方、凄いわね。バルト王太子殿下が黙ってしまったわ」
「私は心からアルト王国に忠誠を誓っております。ですからまずは王国法156条にて結ばれた婚約を遂行するのが義務ではないかと」
そう言ってアンティスはにっこり笑うと、身を屈めてフェラウディアの耳元で、
「と言っておけば、王太子殿下も口出しできないでしょう?フェラウディア様」
フェラウディアは何だか恐ろしい男を婿にしたものだと、改めてアンティスの顔を見上げれば、彼はにこにこと人の好さそうな顔をして、
「さぁ、午後の授業が始まります。参りましょう」
しかし、バルト王太子殿下は諦めが悪く、フェラウディアに直接絡んで来た。
「お前の婚約者は口が上手いようだな。だからお前に直接言う。私と婚約をしろ。あの男と別れろ」
フェラウディアは扇を手に、ホホホと笑い、
「王国法156条にて結ばれた公爵家と伯爵家の婚約。いかに王家と言えども口出しは出来ないはずですわ」
「ぐぬぬぬぬぬぬっ」
アンティスがやって来て、
「今日もお美しくバルト王太子殿下。殿下のファンの女性達が外で大勢、待っていますよ」
廊下から女生徒が数人、教室を覗き込んでおり。
バルト王太子は胸を張って、
「モテる男はつらいな。フェラウディア。この通り、私は素晴らしい男だ。お前ごときと婚約を結んでやると言っているんだ。後悔するぞ。私を逃すと」
フェラウディアはアンティスと口を揃えて、
「「王国法156条にて結ばれた婚約ですので」」
「誰だ。王国法156条なんて制定したのはっ」
悔し気に廊下に出ていくバルト王太子。
このまま上手くいけばアンティスと結婚出来る。フェラウディアはそう思っていたのだけれども。
アンティスはとても優しい。
最初はフェラウディアと一緒にいる時、無口で、あまり話も弾まなかった。
きっとオルド公爵家に婿に来るので、緊張しているのだろうと、フェラウディアは思っていたのだけれども。実は彼は凄くおしゃべりだった。
慣れてくると、話し出すと止まらないタイプで。
「フェラウディア様。今朝の空、見ました?朝焼けがキラキラと雲が七色に輝いていて。私は今日はいい事があるのではないかと。張り切って庭を走っておりましたら、赤い薔薇が咲いていて。これはフェラウディア様に持っていかないとと、庭師に頼んで切って貰いました。この薔薇は我がミトス伯爵領で開発された、大輪の深紅の薔薇なのですが、フェラウディア様と私が結婚する時に、フェラウディアと名前をつけたいと思っております。絶対にそうします。貴方は大輪の薔薇だ。私にとって、憧れて美しくて素晴らしくて。あああっ。フェラウディア様のお姿をこうして見る事が出来て、私は幸せだ」
フェラウディアはあまりの長い話に呆れてしまう。
「とても嬉しいわ。でも、わたくしの話も聞いて欲しいの。わたくしも貴方に話したい事があるのよ」
「そうですね。その美しい唇から紡がれる言葉はまさに至高。しっかりと聞かせて貰います」
そんな事を言われたら話せない。
彼とは色々な所へ出かけた。
アンティスは、フェラウディアをお忍びで街に連れて行き、
「私は剣の腕は立ちますから、護衛もかねております。ですから、二人で出かけても大丈夫ですよ。ただ、心配なので、二人、背後にこっそりと後をつけて護衛してもらっています」
男女二人がフェラウディアを見て、頭を軽く下げた。
二人で街を歩く。
アンティスが好きと言う骨董屋に連れて行って貰った。
「私はこの店の変な壺が好きで。でも、さすがに買ったらガラクタなので、買いませんが。変な形のほら、人の顔のようでしょう?このひしゃげ具合が大好きなんですよ」
フェラウディアは店の中に並んでいる、変な顔がついた壺を見て、呆れた。
何でこんな壺が好きなんだろう。
「一つ位、わたくしが買ってもよろしくてよ」
「いえ、見るだけで癒されるので。有難うございます」
「それにしても変な顔の壺ね」
二人で顔を見合わせて笑った。
外へ出ると、二人で手を繋いで歩いた。
空を見上げれば、綺麗な青空で。
アンティスはフェラウディアに、
「私は頑張りますから。公爵家の婿として。頑張って学びますから」
「とても心強いわ。わたくしは貴方が婿に来てくれるのがとても幸せよ」
アンティスと道の真ん中で口づけを交わした。
時はあっという間に過ぎる。
王立学園での四年間。あまりにも早く過ぎてしまって。
バルト王太子はしつこく、フェラウディアに絡んでくる。
そのたびに、アンティスと共に撃退し、アンティスとの愛を育んでいった。
アンティスはオルド公爵家に頻繁に顔を出して、オルド公爵夫妻もアンティスの事をとても気に入って可愛がった。
彼は人の心を掴むのが上手いのだ。
そして18歳、このまま、アンティスと結婚出来ると思っていたのに、卒業パーティでバルト王太子殿下に、やられてしまった。
「王国法156条は私の権限で廃止した。だからお前達の婚約は白紙だ。新たなる法律は王族が望んだ婚約は断ることが貴族には出来ない。フェラウディア・オルド。私から命じる。お前は私の婚約者になる。お前が今、結んでいる婚約は無効だ」
信じられなかった。
アンティスにエスコートされて卒業パーティの会場に入った。
彼がプレゼントしてくれたグリーンのドレスはキラキラして美しくて。
首飾りも耳飾りも、それに合わせて作ってフェラウディアを飾り、髪はアップにして、大人っぽく見せたその姿は、アンティスも喜んでくれて。一生の思い出になるはずだった。
両親達も来て、卒業を祝ってくれた。
国王陛下や王妃も会場に来ていて、生徒達の卒業を祝ってくれているのだ。
その席で、バルト王太子は宣言したのだ。
婚約は無効だ。私とフェラウディアが婚約を結ぶのだと。
他の貴族家の人々も驚きの声を上げた。
フェラウディアの父であるオルド公爵が、レギレス国王陛下に詰め寄る。
「どういう事です?この酷い法律は。王国法156条が廃止だと聞いてはいませんが」
国王は髭を撫でながら、
「法律が変わったのだ。会議によって。アルト王国を存続させていくためには優秀な王妃が必要だ。オルド公爵家のフェラウディア以上の女性が、バルトに相応しい女性がアルト王国にはいない。私からも命じる。バルトと婚約を結ぶ事は王命だ。フェラウディア。お前は後の王妃になってアルト王国を支えて欲しい」
国王に命じられてしまった。
王国法156条は廃止されてしまった。
なんて事。大嫌いなバルト王太子と結婚しなければならないなんて。
愛しいアンティスと別れなければならないなんて。
涙が零れる。
その場に立ち尽くしていると、隣にいるアンティスに手を優しく握られた。
アンティスはそっとフェラウディアの手を離して、国王陛下の前に進み出た。
「私はフェラウディア様と結婚する予定のアンティス・ミトスです。国王陛下。王国法156条を廃止とは、王国法を作った先王にあまりにも失礼だとは思いませんか?貴族と貴族の、家と家の決定による婚約を確実にするために。トラブルを避けるために作られた王国法。それを廃止するとはあまりにも、先王陛下が嘆くと思われます」
「煩い。私が決めたのだ。亡き父上より、現王は私だ。私の決定に不服があるか?」
卒業パーティ会場はシーンと静まり返った。
皆、貴族達は不服だと思っている。
でも、声を上げる勇気を誰も持っていないのだ。
アンティスは今度はバルト王太子殿下に向かって、
「臣下の婚約者を王国法156条を廃止してまで、略奪をする。そのような未来の国王に誰が忠誠を誓いましょうか。妻や、婚約者を王太子殿下の気持ち一つで奪われる。貴族同士の婚約や結婚は家と家の利が絡んでいる事が多いのです。それを王太子殿下の言葉一つで壊される。それがどんな混乱を招くか、王太子殿下は、国王陛下は、解っておいででしょうか?」
レミア王妃が扇を手に、アンティスに向かって、
「たかが伯爵令息のくせして、生意気な。この者をとらえなさい。王家に向かって反逆罪で」
フェラウディアはアンティスの前に出て、庇う。
アンティスを連れて行かせない。
「わたくしの婚約者に手を出すことは許しません」
バルト王太子に手を掴まれた。
「お前は私の婚約者になるんだ。フェラウディア。さぁ来るんだ」
「離して」
両親が傍に来て、父オルド公爵がバルト王太子に向かって、
「娘に何をするっ」
「そうよ。フェラウディアを強引に連れていくなんて」
母、オルド公爵夫人もフェラウディアを庇う。
フェラウディアはアンティスに抱き着いて、
「ああっ。どうなるのっ。わたくしはこのままバルト王太子殿下と結婚させられるの?」
「渡さない。愛しいフェラウディアっ」
その時、バンっと扉を蹴とばして一人の老人が入って来た。
「お前ら何をやっているんじゃ。おいっ。国王レギレスよ。勝手に王国法を廃止するな。わしが丹精込めて作った王国法じゃぞ」
先王アルフォンスが背に巨大な斧を持ち、堂々と立っていた。
白い長いひげを撫でながら、息子である現国王に説教をする。
「わしが丹精込めて作った王国法1500条。特に156条には思い入れがあるわ。そこの伯爵令息に卒業パーティに来てくれと頼まれた。何やらお前らが企んでいるようだとな。王国法を勝手に廃止するとは何事じゃっーーー」
国王は真っ青になる。
「父上、生きていたのですか?」
「勝手に殺すなっ。わしは元気じゃわい。旅に出ると言ったはずじゃ」
バルト王太子は、
「おじい様。私はフェラウディアと結婚します。王国法なんて古い。私の治世になる前に廃止しました。これから先は王族の命令は何があっても聞いてもらいます」
「ばかもーーーーーーんんっ」
バルト王太子は殴られて吹っ飛ばされた。
フェラウディアはアンティスに、
「アンティス。貴方が呼んでくれたのね」
アンティスはにこやかに、
「ええ、私は先王アルフォンス様が作られた王国法をとても素晴らしいと思っていましたから。卒業パーティで何やらバルト王太子達が企んでいるのではないかと思いまして。アルフォンス様に出席をお願いしました」
アルフォンスは胸を張って、
「ハハハ。わしの王国法1500条は不滅じゃ。しかし、わしの息子も孫も駄目じゃのう。これはわしが王国に戻って、立て直しをしないといかんかの」
卒業パーティ会場に出席していた貴族達から拍手が起こった。
国王陛下や王妃は真っ青になって、殴られて伸びているバルト王太子を連れて、卒業パーティ会場から出て行った。
フェラウディアは頼りになるアンティスという婚約者がいる事をとても幸せに感じた。
アルフォンス先王が国王に返り咲いた。
国王だったレギレスと王妃は離宮に幽閉された。
バルト王太子はというと、アルフォンス現国王いわく、
「変…辺境騎士団へ渡したわ」
ある日、アンティスと共にフェラウディアが礼を言いに、アルフォンス現国王に会いに行くとそう言われた。
辺境騎士団は屑の美男をさらって教育する騎士団だ。
そこへバルト王太子を送ったという。
フェラウディアはアルフォンス国王に、
「いいのですか?あそこは、屑の美男を教育することで有名ですわ。孫であられるバルト元王太子殿下がそのような所へ」
「まぁ確かにな。だから騎士団長に会って頼んだ。我が息子は辺境騎士団員としてこき使ってやってくれとな。屑の美男は普通、奴らの餌食になるのだが、特別扱いしてくれと」
「そうなのですね」
「わしとて孫は可愛い。孫が奴らの餌食になるのはちょっとな。まぁ一生、そこに入って戻ってくるなと言ってあるから、安心してよいぞ。わしの後は親戚筋から王太子として立てる事になっておる。王国法1500条をしっかりと守ってくれるような優秀な男をな」
「有難うございます」
二人して頭を下げた。
アンティスと共に迎えに来ていた馬車に乗った。
アンティスはフェラウディアに、
「これでやっと結婚の準備に入れますね。フェラウディア様」
「ええ、そうね。今回の事は貴方のお陰で助かったわ。有難う」
「いえ。私なんてとてもとても。これからも共にオルド公爵家の為に頑張りましょう」
フェラウディアは幸せだ。
政略とはいえ、愛するアンティスと結婚出来るのだ。
窓の外はいい天気で、明るい陽に照らされた木々がキラキラと輝いていて、これから先の明るい未来を想像しながら、心が弾むフェラウディアであった。




