ふざけるな
「誰だよ。17時に投稿すればアクセス多いって言ったやつ。全然人が来ねぇじゃないか」
僕はノートパソコンを投げつけた。17:03に投稿し、PVが増えるのを待ったが、一向にアクセスされる気配はなかった。
「おかしいだろ。タイトル判定をAIでやったら、EX判定だったんだぞ!」
僕は何度もノートパソコンを踏みつけた。
「結局あれか。流行りにのったやつや、相互アクセスで水増ししているやつが勝つ世界か!」
僕は悔しくて全身を掻きむしった。うぎぎぎぎ。
「待てよ。AI……AV……しまった!」
僕はノートパソコンにすべてのデータがあることを思い出し、慌てた。
「ぼ、僕のお気に入りAV女優の麻〇憂作品がっー!」
意気消沈した。消チンした。
その時、階下から、
「ご飯よー」
という母の声が聞こえてきた。
そうか。そうだよな。
僕は思い立った。
すべて失くしてしまえばいいんだ。
僕は机から鉈を取り出した。