奇跡の一族
その昔。その国ではある一族が魔法で闇を明るくしたという。その功績から彼らは「奇跡の一族」と呼ばれるようになった。だが、化学が発展した現代において彼らは怪しい行動をとるようになったと言う。
ルー「どう?」
雲の上でルーがリリィにとある国の話をしている。リリィは、顎に指を当て考える。
結局、リリィは、その国に向かって飛んでいた。
リリィ「でっ、なんでルーも?」
次いでにルーもついてきた。
ルー「神様と魔王様の友達として心配だからだよ〜」
リリィ「あなたも魔王でしょう・・・」
ルー「まぁまぁ〜」
ルーと知り合ってからリリィとアイリスは、ルーに振り回され気味だ。
その国の城の渡り廊下を女の子が歩いていた。
姉「ベリー❣️」
その女の子をたくさんの兄と姉が抱きしめた。
兄「今日も可愛いね〜」
その様子は仲のいい兄弟姉妹に見える。
しばらくして、ベリーと呼ばれる女の子は勉強のために自室に戻っていった。
兄2「あの子は奇跡を起こせない」
姉2「そんな子が我が一族にいるなど。」
姉3「まぁ、あんな子がいるおかげで私たちの力が庶民に敬われるのですからせいぜい頑張って生きてもらわないと」
たくさんの兄と姉は、冷笑をの後ろ姿に送った。
リリィとルーがその国に着いたのは夕方近くだった。国は一見、変わったところはなく夕飯の買い出しなどで市場が賑わっていた。だが、その国には街頭などの明かりが無かった。
そして、その時刻になると「奇跡の一族」と呼ばれる一族が城のバルコニーから姿を現した。一族の当主が杖を振ると国が明るくなった。市場でソーセージを買って食べていたルーが驚いてリリィを見るが、リリィは、ある子が気になっていた。