魔王の涙
魔王たちが小さな小さな国を上空から見ている。
しっぽ魔王「あれか」
妖美魔王「たしかに小さいですわね」
堕天魔王「本当に魔王なんているのですか?」
羽根魔王「とは言え、話の通りいいとこだな」
角魔王「さて、始めるか!」
魔王たち、一斉に小さな小さな国を攻撃し始める。
ローズ、地震の部屋で書類と睨めっこしている。
ローズ「なんか騒がしいな」
従者が慌ててドアをノックしてきた。
ローズ「どうぞ」
従者「閣下!」
ローズ「どうしました?」
従者「大変です!」
ローズ、従者と共にバルコニーに出て外の様子を見に行くと魔王たちが攻撃している。
角魔王「バリアが張ってあるな」
しっぽ魔王「かなり強いバリアだな。」
その様子を見ながら従者は焦りながら王であるローズに喋りかける。
従者「どうしましょう?」
ローズ「落ち着いてください。
このバリアは、」
アイリスが風の速さで魔王たちの前に立つ。
羽根魔王「なんだ⁉︎」
ローズ「アイリス様!」
従者「お〜、魔王様!」
角魔王「コイツが」
アイリス、黒いオーラを出し、身体から剣を作らずに両手を魔王たちに向ける。
妖美魔王「なんですの」
アイリス「許さねぇ。」
アイリス、両手から魔法を出して、魔王たちを海に吹っ飛ばす。
だが、同時に小さな小さな国のバリアまで壊し、小さな小さな国の人を全滅させてしまった。
その威力で雲の上で寝ていたリリィも雲を飛ばされ小さな小さな国の上に降り立った。
アイリスの頬に涙が1粒、流れ、死体の魂がアイリスの身体に向かって行く。
しっぽ魔王「マジか…」