魔王の憂鬱
とある魔王城で魔王たちが集まってなにやら話している。
角魔王「南と北の間にある小さな小さな田舎に魔王トップの力を持つ奴がいるらしい。」
しっぽ魔王「そいつも魔王なのか?」
角魔王「さぁ。」
妖美魔王「でも、そんな方がいらっしゃるなんて嫌ですわね。」
角魔王「そして、その田舎は豊からしい」
魔王たち「お〜!」
妖美魔王「でしたら、その田舎を襲撃して私たちで山分けしませんか?」
しっぽ魔王「良いですね!」
角魔王「「魔王」と呼ばれている奴にも会ってみたいしな」
魔王たちの企みが始まった。あの神の国に危機が迫っていた。
今日、神のリリィは、雲の上で気持ち良さそうに寝ていた。普通の人間は乗れないが神のリリィは乗れる。ふかふかの雲を気持ち良さそうに握って子どものような顔で寝ている。
私、魔王アイリスは噂を聞きつけてか私に立ち向かってくる悪魔や魔王たちを指で弾いていた。今日は過ごしやすい天気で青空もちょうどいい。きっとリリィは気持ち良さそうに寝ているのだろう。さすがに数が多いので剣を身体の中から出して悪魔や魔王を一気に蹴散らす。本当は、最近多いのでイライラしているから怒りのまま剣を出さずに今日やって来た悪魔や魔王たちをぶっ飛ばしたいのだが、それをすると今の怒り方で今いる国を破壊しそうなのでやめておく。
悪魔や魔王たちが地面に倒れ再起不能になった姿を見ながら少し考える。噂が流れているとは言え、最近、私に立ち向かってくる悪魔や魔王が多いことに疑問が沸いた。そして嫌な予感がして生まれた国に帰ることにした。私は、空に飛んだ。