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ある青空が気持ちいい日。ある美少女な女の子が空を楽しく飛んでいる。ある王国では大人っぽい女の子が公務に励んでいる。とあるダンジョンでは大蛇が剣であるクールな女の子に殺された。大人っぽい女の子が玉座の肘掛けに頬杖をついてふと言葉をこぼす。「早く旅からお戻りにならないかな。」
男の子が小さな小さな田舎にやって来た。しかし、その田舎は市場がたくさんあり船から多くの人が降りて来ている。その活気に満ちた姿に男の子は少し驚いて小さく口を開けている。男の子は、田舎で一際、目立つ大きく広大なお城に入った。男の子は、従者に案内されて城の城主で田舎の当主の部屋に入った。迎えてくれたのは女王様で大人っぽい女の子だった。
ローズ「ようこそ!神の国へ」
男の子「神の国?」
ローズ「えぇ。神様が生まれた国なのですよ。」
男の子「はぁ?」
ローズ「歓迎します。どうぞ楽しんでくださいね」
男の子は驚き謎が頭に残りながら城を出て、この田舎をちゃんと見て頭をスッキリさせようという事にした。
「我が国を紹介しましょう」
突然、声をかけられた男の子は辺りを見回すが声の主がどこにもいない。
「ここですよ〜あなたの足元」
足元を見ると美しい白猫がいる。そのあまりの美しさに男の子は白猫の身長に合わせてしゃがみ気づいたら白猫の頭を撫でた。毛並みもキレイで触り心地もモフモフで目も丸く可愛くまるで人間のような顔で美人だ。白猫は、微笑んでシッポをユラユラと揺らした。
「ご案内します。着いてきてください」
猫は飽きっぽい。1、2分ほどで白猫は男の子に背を向けて歩き出した。男の子は毛ざわりが名残惜しかったが美しさか何かに魅かれて白猫について行く。
小さな小さな田舎は、村人は数百程度だが美しい景色を見にたくさんの観光客が訪れていた。男の子も白猫に案内されて美しい海辺を見たり市場で魚を食べたり小洒落たカフェで先ほどより長く白猫を撫でながら素敵なスイーツや飲み物をいただいたりした。最後に、小さな小さな田舎を一望できる丘にやって来た。
「どうですか?」
男の子「素晴らしいです!」
ローズ「リリィ王女様!」
先程の大人っぽい女の子が慌てて馬の手綱を引っ張って走らせ男の子の側に来た。
旅人「どなたですか?」
リリィ「私ですよ」
白猫が答え、なんと白猫が美しい少女に変身した。男の子は驚いて尻もちをついてしまった。その姿に申し訳そうに大人っぽい女の子は眉を下げて男の子に笑った。
リリィ「不思議に思いませんでしたか?猫が言葉を話せるなど」
男の子「あっ・・・」
ローズ「おかえりなさいませ」
リリィ「ただいまローズ」
男の子「えっ?」
ローズ「この方こそ神様なのですよ」
男の子「えー!!」
2人の女の子は、男の子を宿に一緒に送ったのち城に帰りながらクールな女の子は、美少女な女の子に呆れながら言った。
ローズ「猫になれて楽しいのは分かりますがあまり人をからかわないでくださいね。」
リリィ「ん?」
ローズ「私の心臓がもちませんから。」
リリィ「アハハハwそれは困るなぁ
分かったよ〜」
ローズ「もーう」
2人は、城の中に入り長い廊下を進む。
ローズ「ところで、アイリス王女様は?」
リリィ「さぁ」
ローズ「えー
もう少し関心を持ってあげてくださいよ」
リリィ「えっ?」
ローズ「泣いて抱きつかれますよぉ」
リリィ「・・・それは勘弁だけど、姉ちゃんは冒険に行っているから分からないよ。」
ローズ「開眼は使わないのですか?」
リリィ「あー。でも、姉ちゃんも自由気ままに冒険したいだろうから」
ローズ「確かにそうですね。
では、リリィ王女様はなぜ?」
リリィ「気分♪」
ローズ「ですよねw」
2人、ローズの部屋に入ると、リリィは、ベッドへ向かいベッドの上に座った。
ローズ「一緒に寝ますか?」
リリィ「うん!」
2人は、ローズの部屋のベッドの上で遅くまで語り合って一緒に眠った。
ダンジョンにいるクールな女の子が倒した蛇を食べている。
アイリス「リリィ、元気かなぁ」